エスクプスが声を張りあげると、わらわらと研修生達が集まってきた。
出会ってそうそう俺に巨人呼ばわりされたミンギュは、他の研修生に笑われている。
それだけ言うと、俺は食堂から出た。
後ろからは、エスクプスが研修生を呼ぶ声が聞こえた。
エスクプスの叫ぶ声が聞こえて、急いで食堂に戻る。
そこには、上半身を露出させている欧米顔の研修生がいた。
よくある事なのか、欧米顔の子はそんな焦っている様子はない。だが、周りの研修生は、逃げ回ったり、自分のものを持っていったりしている。
ここには、ほんとに珍しい能力者が多い、、、
この、ボノナ、?と言うやつのブレスレットを拾ったやつが俺の方を見て叫んだ。
小さいヤツに一言言われて、黙る。
そして。小さい声でまた話し始めた。
それは、褒められているのか、貶されているのか、、、?
巨人が、おれのことをつっいて来たので、その指を掴んで、
ミンギュは涙目になりながら、離れていった。
やりすぎたかなと反省していると遠くの方から、チビと言われた。
と言った瞬間に、ウジと思われる人の目に火がついたので巨人の成敗は彼に任せて俺は指令室に戻ることにした。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。