第158話

足元の爆弾〜覚悟〜
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2020/03/09 08:49
あなた

クプス、、話がある。

エスクプス
エスクプス
はい、聞きますよ。ヒョンが助かってから、
あなた

もう無理なんだ…

エスクプス
エスクプス
諦めないでください。今ヒョンがいなくなったら、俺たちまた、!
涙目になったクプスに向かって手を伸ばすことさえ出来ない。
あなた

クプス、ごめんな。もっと恋人らしいことすれば良かったな、、もっと大好きだって伝えればよかったな、、もっと、、、

涙が溢れて、声にならない嗚咽が部屋に響く。
エスクプス
エスクプス
今からでも、遅くないんです。遅くないよ、ヒョン。
JB
JB
おい、エスクプス。お前は、部屋から出ろ。
急に支部長が現れて言った。その目は赤く、少し腫れている。
エスクプス
エスクプス
支部長、、ヒョンは助かりますよね!諦めたりしませんよね!!
JB
JB
いいから出ろ。おい、ユギョム、こいつだせ。
ユギョム
ユギョム
ごめんね、あなた…
ユギョムも同じく泣き腫らした目をしていた。クプスを掴んで、部屋から出ていく。
エスクプス
エスクプス
いやだっ!!!俺は、ヒョンを置いていかない!!!離せっ!離せって!!
クプスは、涙で顔がグシャグシャになりながらも抵抗している。しかし、支部の戦闘員にかなうわけもなく、引きずられていった。
あなた

ヒョンは出ていかないのか?

俺は、1人残ったジェボムヒョンに聞いた。もう、怖いという気持ちはない。腹を括った。
JB
JB
俺は行かない。死ぬ時はお前と一緒だ。
あなた

何言ってる!?ヨンジェさんはいいのかよ!?ヒョンが居なくなったら、誰が韓国支部守るんだよ!?

JB
JB
もう、ジニョンにも言った。俺は、お前の兄貴だ、もう1人にはさせない。
俺の隣で、"兄貴"も腹を括ったようだった。

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