俺がセンターに来ることになったのは、PPSに救出されたからだ。俺は、実の両親に売られた。
まだ、小さい頃の事だった。能力が発現した俺は周りから蔑まれていた。能力者がいるこの家も近所の人から色々なことを言われ始めて、お母さんも限界だったのかもしれない。
その時は、お母さんが諦めてくれたのかとおもっていた。
いつもの通りに眠りにつき、次に目を覚ました時には両手を拘束されていた。
👨⚕️「危ないから、あまり暴れないでね?」
真っ白な服に身を包んだ人が、注射器を持って僕に近づいて、首に刺す。
激しい痛みと共に、また意識を失った。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。