全員が指令室に集まったところで話を始めた。
エスクプス、エスクプス、、、なんでこんなややこしい名前を付けた?
大きな声で小学生みたいに挨拶をする、ミンギュの後ろに尻尾が見えた気がした。
優しそうな笑顔を浮かべて挨拶をするドギョムは、静かそうだが、エスクプスによるとそうでも無いらしい。
まだ、気にしていたから食堂で話しかけてこなかったのか、
そう言って頭を撫でるとかわいらしい笑顔で笑った。
こいつ、俺が届かないとわかっていてわざと言っているのか、、、
俺がイラついていると、エスクプスが焦って言った。
俺達は、自己紹介を済ませて、直ぐに任務の話に移った。
くそっ、名前をかんでしまった。恥ずかしい。
焦ったように言う、ドギョムに俺は拍子抜けした。
それは、大変なことだ。この研修生達の教育を1からしなければならない。銃の使い方もわからなければ、研修生にはなれないぞ。
あまりの酷さに落胆した。俺は、こいつ達を無事に戦闘員、、、普通の人間に出来るだろうか?
ディノがそういった時クプスの顔が僅かに歪んだ。本部の戦闘員と研修生の間で板挟みだったのだろう。中間職は、辛い。
この、大丈夫は本当の銃撃戦を経験していないから言えるのだろう。
その言葉にみんなが固まる。本部にはそれはそれは、もう強い男がいる。
みんなが緊張した顔で見つめる。
俺の言葉に、みんながまた固まった。
ジェボムヒョンは、俺の兄貴的な存在なので性格を受け継いだ。ジャクソニヒョンの訓練の後、ジェボムヒョンの所にも行っていた俺は、本無じゃキチガイ扱いだ。
みんなが嫌そうな顔をして、話は終わった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!