その翌日の朝、俺は騒がしくて目が覚めた。
そこには、あなたヒョンを囲む5人の姿があった。
朝から面倒くさすぎる。諦めて寝ようとすると、あなたヒョンに涙目で脅された。
支部長に脅されたらやるしかない…
言い返したジョンハンに俺は真顔で言い放った。
俺が怒らないうちに走ってこい。そういう意味をこめて、5人を睨んだ。
よくあるセリフを吐いてジョンハンは走っていった。ほかの4人は、笑いながらジョンハンを追いかける。10週は体力ゼロなジョンハン以外は楽なもんだ。
そういった後に、真面目な顔をした俺にヒョンは顔を強ばらせた。
俺は、あることをキッカケに考えていたことをヒョンに伝えた。
俺は、1週間ここから出て考えろと言った。
俺が言った言葉、それは
だった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!