第10話

episode9
1,351
2018/10/29 17:21
私
ごめんね…重かったでしょ…
ゆう
ゆう
いや、あなたは痩せすぎだから
不安になるわちゃんと食えよ
私
食べてる食べてる
ありがとね
ああなんだろう
懐かしいのもあって何だか名残惜しい
ゆう
ゆう
じゃ、そろそろ行くわ
私
ん、気をつけてね
送ってくれてありがとう
ゆう
ゆう
どういたしまして〜
そう言いながらタバコに火をつけ
後ろを向き手をひらひらとふる



相変わらず変わってないな


私といる時は絶対タバコ吸わない所とか


そう思いにふけながら玄関を開ける


すると後ろから押され
バランスを崩す
私
いた…
なに…だれなの…



そこには彼の姿が。











テテ
テテ
ねーあなた

あれだれ?
なんで店の前で抱きしめてたの?
なんで家まで来てたの?


パニックになって頭が追いつかない
私
え、ちょっとまって
テヒョンなんでここにいるの?
仕事は?いつから?まって…
テテ
テテ
は、何焦ってんの?
見られたら困ることでもした?
私
違う…そうじゃないけど…
だめだ、聞く耳を持ってくれない
テテ
テテ
トークで誰と?って聞いたのに
答えねえしなんか怪しいと思った
テテ
テテ
ねえ、どういう関係?答えてよ
テテ
テテ
聞いてんの?
質問攻めにされもっとパニックになる
私
あいつは…ゆうはただの友達だよ
テテ
テテ
へえ?ただの友達だから抱きしめられてもなんともないですよって?(笑)
私
いや、それは私がふらついたのを
支えてくれただけで、ゆうは…
ゆうは悪くない


そう言おうとした瞬間息が止まった
私
てひょ…んやめて…
テテ
テテ
ねえなんで…
なんで俺だけ見てくれないの
テテ
テテ
そんなに俺って魅力ない?
テテ
テテ
どれだけ好きか伝わってない?


独り言のようにブツブツと呟きながら
首を絞める力が徐々に上がっていく







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