第3話

第3話
1,230
2020/03/30 10:34
莉犬side




ころん
ころん
へぇ、じゃあ試すよ





ころちゃんの顔が少しずつ近づいてくる…。ちょっと恥ずかしいから目つむっちゃお。
てかなんでころちゃんが俺とキスなんか。ころちゃんの方が嫌がりそうなのになぁ~。…あれ?







莉犬
莉犬
ころ…っ


ちゅっ




莉犬
莉犬
おいお前っ!w何だったんだよさっきのタメ!!
ころん
ころん
えーやっぱやだなーって思ってwww
莉犬
莉犬
もーころちゃん嫌い!!w
ころん
ころん
www
ころん
ころん
てかほんとに莉犬くんヘタらないじゃん!
莉犬
莉犬
ほら~、だから言ったでしょ?(`ヘ´)
ころん
ころん
えぇ?照れ隠ししてんじゃないの?w
莉犬
莉犬
してないっ!w
莉犬
莉犬
てかそんな試す必要あったのこれww
ころん
ころん
えへへへww
莉犬
莉犬
なにwじゃあ俺もう行くね~?
ころん
ころん
はいはい
莉犬
莉犬
そうだ!今日のことあとで皆に
ころん
ころん
はよ行けやお前!!w
莉犬
莉犬
wwww
莉犬
莉犬
わかったよwじゃーね~




なんかさっきのころちゃん必死で変だったなぁ~w放送の時は元気あんまなかったくせに急に元気だったなー。まぁいっかぁ~。








るぅと
るぅと
あっ莉犬~!まだその部屋いたの?探したよ~?
莉犬
莉犬
るぅとくん!なになに~?どうかした?
るぅと
るぅと
うわっ、この後遊ぼうって約束してたじゃん!!莉犬忘れてたの?
莉犬
莉犬
あっ…。お、おぼえてたよ?遊ぼう遊ぼう!ww
るぅと
るぅと
絶対忘れてた!!絶対忘れてた莉犬!w
莉犬
莉犬
wwww




ころんside



イチャイチャすんならもっと遠いとこでやってくんねぇかな。あいつら仲良すぎだろ。莉犬くんは俺とあんまり遊ばないのにるぅとくんとは頻繁に遊んでるみたいだし。るぅとくんずるい。ずるいんだよ。あいつらがいなくなるまでここで待つか…。


るぅと
るぅと
早くいくよ莉犬ー。
莉犬
莉犬
はいはーい。







行ったか…
てか莉犬くん全然ドキドキしてなさそうだったな。僕だけ?あんなドキドキしたの。莉犬くんが目瞑るから、あんな僕のキス受け入れる風にするから、すごい嬉しくてドキドキしてたのに。莉犬くんは全然僕の事なんて見てくれてなかった。どうしたらもっと、もっと見てくれるの?僕だけを見てくれる?




ころん
ころん
あぁそうだ…
ころん
ころん
莉犬くんは心配性だったんだ…
ころん
ころん
いい方法があるじゃん








莉犬side







ピーンポーン




莉犬
莉犬
……ん…こんな夜遅くに誰…?
莉犬
莉犬
…はぁーい。


ガチャ


莉犬
莉犬
えっ?
ころん
ころん
ごめんこんな深夜に。
莉犬
莉犬
え、ころちゃん?どうしたのころちゃん。
莉犬
莉犬
と、とりあえず家入りなよ。
ころん
ころん
うん。ありがと。





コトッ

莉犬
莉犬
外寒かったでしょ?暖かいお茶。
ころん
ころん
ありがと…。
…なんでころちゃんがここに?ころちゃんになんかあったのかな。ころちゃんが話出すまで待った方がいいよね。


ころん
ころん
……僕さ、今1人になりたくない。
ころん
ころん
誰かと一緒にいたい…。
ころん
ころん
ちょっとの間、
ころん
ころん
ちょっとの間だけでいいから、僕、莉犬くんの家に泊まってていい…?
莉犬
莉犬
っころちゃん!!

ギュッ。

ころん
ころん
えっちょっ莉犬くん…?
莉犬
莉犬
…いいに決まってるじゃん。
ころん
ころん
り、ぬくん…。
ころん
ころん
グスッ。ウッ…グスッ。

何があったのころちゃん。そんな衰弱したような顔して…。俺がいつでもついてるから、俺が守ってあげるから、頼ってよ。…そうだよ、ころちゃんは俺のところに来てくれたんだ。ころちゃん、俺を信用してくれてるのかな…。




莉犬
莉犬
落ち着いた…?
ころん
ころん
…うん、莉犬くんありがと。
莉犬
莉犬
ころちゃん、何があったの…?
ころん
ころん
それは、いいたくない…。ごめん莉犬くん。
莉犬
莉犬
ころちゃん、だめ、俺には聞かせてよ。
莉犬
莉犬
俺がころちゃんの側についてるから、味方でいるから。
ころん
ころん
…。
ころん
ころん
やだ。ぼ、僕もう帰る…。

パタパタパタ
莉犬
莉犬
待ってころちゃん。
パシッ
ころん
ころん
…っ。
莉犬
莉犬
その手首…、きずいてないと思った?
莉犬
莉犬
そこまで追い詰められるんでしょ?俺に話して?
ころん
ころん
…僕、1ヶ月くらい前からストーカーされてて…
莉犬
莉犬
ストーカー?
ころん
ころん
最初は後つけてくるだけだったんだけど、だんだんエスカレートしてきて…
ころん
ころん
大量の手紙を毎日送りつけてきたり
ころん
ころん
…ねずみの死体のプレゼントとか…
莉犬
莉犬
こ、ころちゃん…
ころん
ころん
家族の写真…とか…
ころん
ころん
あと…
莉犬
莉犬
ころちゃん!ごめん…もういいよ…。
莉犬
莉犬
言ってくれてありがところちゃん。怖かったね。
莉犬
莉犬
きずけてあげれなくてごめんね。
ころん
ころん
莉犬くん…
莉犬
莉犬
…ん?
ころん
ころん
ぎゅってしてほしい。
莉犬
莉犬
(ドキッ)
ギュッ
ころん
ころん
心地いい…。莉犬くん、ありがとう。
俺がころちゃんを守るよ。


























ころん
ころん
(ふふ、なーんちゃって。ぜーんぶ嘘だけど、莉犬くんちゃんと騙されてくれてよかった。これで莉犬くんは僕を見てくれる。)

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