咲希

帰ったぞ

そうか！それは、楽しみだな！

(ご飯を食べたら、課題でもして明日は、学校にきちんと行こう)

(言い訳考えるか)

咲希、美味しかったぞ！

俺は、部屋に戻るとするか

学校をサボってしまった
皆に見捨てられた…

いや、体調不良とでも言って誤魔化そう。
そう､しよう

大丈夫だ
俺は、スターで
頼れる座長
頼れる学級委員
みんなが求めるいいこ

だから､大丈夫

大丈夫だ

今日は、学校に行く

大丈夫だ、体調不良とでも言って誤魔化そう

今行くぞ！

今日のご飯は美味しそうだな

美味しかったぞ！

それじゃ学校に行って来る

大丈夫

おはよう!

俺は、いつでも元気だぞ

体調不良だ

うむ、今日は、万全だ！

そうだな！

えむ今日も元気だな

大丈夫だぞ！

楽しんで来るといい!

それでは、始めようとするか

ありがとうございました！

それでは、終わるか。

なんか類浮かれてるな？

そうか。

(俺をいじめる道具が作れる部品)

そうか、それは、楽しみだな！

それじゃ､俺は、こっちだから。

セカイに行こう

セカイなら、

セカイは始まってすらいない

誰もいないのか？

それも、そうか。

皆にこんな俺には、愛想つかしたよな

俺は、

ルカ？

ルカ

そうか。

聞いてくれるのか？

意地悪いな

言うから聞いてくれ

明日な、類と寧々とえむだけがなすごい劇団の人に見学に来ないか？と誘われていんだ。

類と寧々とえむだけ。三人だけだった。

もちろん座長としては、誇らしいことなんだか、俺が誘われなかったこと。俺の演技が下手と言われたこと。

それが､傷ついた。

…俺には、類のような錬金術もない､寧々のような歌声もない､えむのような運動神経もない。

こんな俺には、なんにもない。

そんなことない

俺は、

なにもない

お題は、自由？

俺らしい演技？例えば

スター…

いや、違うな

それじゃ､町を守るペガサスマンのショーを、しよう!

あ

ああ、そうだな！俺にぴったりの役だ

それでは、演じよう！

ある日～

ルカ終わったぞ？

ありがとう

どこか変な部分は、ないだろうか？

表情やセリフなども悪かったところはないだろうか？

それじゃ、やっぱり俺に足りないのは、才能なのか？

その両方だな。

ああ、両方だ。

それに､幼いころの自分とも比べてしまう。

ああ、両親は、咲希に構っていて俺には、なかなか構っていてくれなかった。もちろん両親なりに構っていてくれてたんだろうが。

だから、俺は、いいこになった

わがままを言わない。

咲希に嫉妬しない。

妹を心配して、励ます優しい兄に

疲れた？

パンク？何にパンクしたのか？

俺には、そんな感情ないぞ。

気づいてないだけ。

パンク…

そろそろ帰らなくては、ならない。

またなルカ

そうさせてもらうぞ。