画面に表示された文字は、" 神山高校 "。
あ、言った傍から…
何となく暇な日常が崩れ去る予感はしたけど。
ぷつりと切れた通話。
それは、高校の担任からの嫌な通告で。
そろそろ足りない頃だとは思ってたけど…
別に教室で特別…虐められたりとか、
避けられたりとかはされてる訳じゃない。
学校に行かないのは、単にこの部屋に居る時が
1番落ち着くからっていう幼稚な理由。
袋の即席麺が無くなってきてたし、
買い物のついでと思えば、まぁ何とかなる…かも。
あ、クローゼットの中にしまってた制服、シワに
なってないかな。
…今日一日は、先に制服着てパソコンの
整理でもしておこう。
そう思った私は、フード付きのグレーのパーカーを
クローゼットから取り出して、
慣れないスカートに足を通す。
リビングから聞こえてくる話し声で、
冬弥は今…クラシックから離れている事は知ってる。
…冬弥は才能があって、私なんかよりずっと
厳しい指導を受けてたから嫌になるのは必然だろう。
じゃあ私は…一体、何から逃げてるんだろう。
そうでもしなきゃ、罪悪感に押し潰されて
しまいそうだから。
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夢主ちゃんの制服は、彰人くんみたいに
ブレザーの下にグレーのパーカー着てます!!
でもちゃんとパーカーとブレザーのチャック閉めてて
着崩しはしてないです。
更新遅れてすみません!!
テストは無事死にました(*^^*) ((
とゆー訳で、更新していくぞ〜!! ((((
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!