第2話

(シルクsideスタート)
1,988
2018/05/16 07:42
シルク
シルク
ダーマ!!
コンコン、
あ、鍵空いてる。
シルク
シルク
おい!
ガチャ

いない。
シルク
シルク
え…あ!
洗面所で手を洗ってるかも。
あいつはよく洗面所で手を洗うやつだ。

ガチャ
シルク
シルク
ダー…
ダーマと声をかけようとして見たものは

鏡に手をつけたダーマと

赤く染まった洗面所だった。
シルク
シルク
おいダーマ!!
肩を掴んだ。

鏡の中のダーマを見た。

鼻から血が出ていた。
シルク
シルク
ダーマ、お、まえ、鼻血出てんのになんで、
ダーマ
ダーマ
…あ、んーあ、ほんと、だ
シルク
シルク
え、は?お前何言って…テ、ティッシュ持ってくるわ!!
焦った。
洗面所には相当大量な血が溜まっていた。
相当血が出ていた。
口にも入ってしまっているだろう。

急いでティッシュを手に取り走って洗面所に入った。

シュッ
シルク
シルク
…ほんとにどうしたんだお前。
ダーマ
ダーマ
…いや、なんか、ぼーっとしちゃって、。
…ダーマside…

ガチャ、

トイレに行く、とは言ったが俺はそのまま洗面所に向かった。
気分が悪い。
なんだろ。
疲れすぎたかな。

鏡を見る。
ダーマ
ダーマ
…ぶっさいく、
ぼーっとしてきた。

何も考えられなくなってきた。

鏡に手をつけ、

鏡の中の自分の頬を触る。
ダーマ
ダーマ
……あーあ。疲れた顔しちゃって。
ダーマ
ダーマ
……っか、は
息が苦しい。
ダーマ
ダーマ
…はぁ、…はあ、
ぎこちなく口で息をする。

ここがどこか分からなくなる。

視界が眩む。

ガチャ、
シルク
シルク
ダー…
なにか聞こえた。

でももう何もわからない。
シルク
シルク
おいダーマ!!
あ、
肩を掴まれ名前を呼ばれた。
視界が元に戻った。
シルク
シルク
ダーマ、お、まえ、鼻血出てんのになんで、
え、そうか、鼻血か。
ダーマ
ダーマ
…あ、んーあ、ほんと、だ
気づかなかった。本当に。
シルク
シルク
え、は?お前何言って…テ、ティッシュ持ってくるわ!!
シルクが慌てて出ていく。

そっか俺鼻血出てたんだ。
だから息が苦しくて口で息してたんだ。
今思うとほんとに血だ。
さっきのぶっさいくな顔に赤い綺麗な血が流れていた。
ダーマ
ダーマ
、?綺麗、?
…相当疲れてる。
シルク
シルク
ダーマ、頭下げて。ほら。
シルクに頭を下げられ、鼻にティッシュを当てられる。
シルク
シルク
…ほんとにどうしたんだお前。
ダーマ
ダーマ
…いや、なんか、ぼーっとしちゃって、。
シルク
シルク
…お前さ、疲れてんだろ?なんで言わねぇんだよ。言えよ。頼れよ…。もっと俺のこと見ろよ!!!
ダーマ
ダーマ
……
シルク
シルク
…っ、ぐっ、
苦しくて声は出せなかったが、シルクは泣いてると思う。
嗚咽が聞こえる。

シルクの手をどかし、自分でティッシュを持った。
そして片方の手でシルクの背中を持ちリビングに移動した。

シルクは手で涙を拭っていた。

ガチャ、
-----------------
びたあちよこれゐと
びたあちよこれゐと
作者のびたあちよこれゐとです!
今回からシリアス始まりましたねぇ(´^∀^`)
いやぁ自己満だからすごい楽しい←
てか、これコピー&ペーストを繰り返すのほんとめんどい、←
まあ、亀なりに頑張ります!!
お気に入りにしてくださった方ほんとにありがとうございます!

プリ小説オーディオドラマ