🐹「つまり、君は重ねれれてるんだよ。じょんぐくの初恋相手に。」
気づけば私は涙を流していた。
そんなの、、
そんなのっ………
🐹「 残酷 だ……とでも言いたいんでしょ。」
🐹「しょうがないよ。人間のように僕達はすぐに忘れられるようなたちではないからね。」
🐹「僕らはそれぞれ、そういった人間を引き摺ってしまうんだよ。自分らが生きている間はね。」
そう言って俯いてしまった男性。
それなら___
『あなたも……』
『あなたも、、忘れられない人がいるんですか……?』
そう私が聞くと、その男性の瞳孔が揺れた。
でも、すぐに戻り
🐹「私はすぐに信じるような輩とは違う。」
🐹「だから、可もなく不可もなく、大事な人など作らなくても生きていけるような生き方をして来た。」
🐹「俺は………」
独りでも大丈夫だ _____ .
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!