モグライダー芝×彼女
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あなたside
彼氏が出ている某雑誌の観賞中。
そりゃあもう、スタイリストさんとハイタッチしたいくらい、
メイクと言い、服と言い、似合い過ぎている。
ただでさえ男前だと言うのに。
帰宅した本人が、ソファの私と雑誌に気づいた。
お気に入りの写真を広げると、笑いながらもやはり恥ずかしそうだ。
かっこいいんだけどなぁ…。
心の中で呟いていると、
雑誌を取り上げようとソファに乗り込んできやがった。
暫く、ソファの上で争い合っていると、バランスを崩して二人で後ろに倒れ込んだ。
バチリ、と目の前の大輔と目が合う。
かっこいい。シンプルに。いつ見ても。
眼鏡や髪型で隠しているとはいえ、どんどんバレていっている、こんな顔の良い男が、私の彼氏でいいのだろうか。
そう言うと、呆れたように口が曲がるが、目は優しいままだった。
もう慣れてしまったセブンスターの匂い。
今日も吸ってきたのだろうか。
打って変わって意地悪く作られた笑みが、勝てないなと思わせる。
と、今度はなにか考えるように眉がひそまった。
怪訝そうな表情をしていたのだろう。
私の顔を見てふっと笑い、体を引き上げた。
そう言うも、余裕ぶったように笑う。
なんとなくムカついたから、
曲線を描く唇に噛みついて、
目を見開く彼を笑ってやった。
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
いかがでしたでしょう。
ムズいですね…。
うまく書けてれば幸いです🙇
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。