あなたside
ある夜、お付き合いさせてもらってる早彩さんがニヤニヤしながら近づいてきた。
手に持っているのはいわゆるローター。
恋人やし、営みとか普通にあるし。
先輩と年上ということもあって、いつも私が下。
そうなんやけど、そりゃやられっぱなしは好かん。
「あなたちゃんも分かってきたね~」とか言うてる早彩さんを横目で見ながら本に視線を移す。
今の内やし。
~~~~~~~~~~~~~
サーヤside
まぁまぁ言わせておいてあげよう。
そう言えるのも今の内だ。()
ベッドに腰掛け、振り向こうとすると、視界がぐるんと反転した。
気付くと、ベッドに沈んだ体に、あなたちゃんがまたがっていた。
と、上半身を引っ張られ、今度はあなたちゃんに後ろから抱え込まれる形になる。
はだけて見えた首に、ちゅう、と吸い付かれる。
首筋、耳と舌が這う。
いつの間にか下着の中にプラスチックの感触がある。
カチッと乾いた音が鳴った瞬間、
ブゥンと無機質な音が響く。
腰を揺らして快楽を逃がそうとするが、
耳元で喋りかけられ、自然と体が跳ねる。
力が抜けかけたその時、
ぐっ、と腰を下げられた。
凶器が秘部に押し付けられ、
快楽の波が一気に襲ってくる。
視界が滲む。
逃げようとするも、力の抜けた体では、勿論敵わない。
抵抗しようとすると、はぁ、とため息が聞こえる。
その夜は、いつもより遥かに長かった。
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
リクエストからとんでもなく遅くなってしまい、申し訳ないです😭
全力を尽くしました!短かったらすみません⤵️
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。