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第6話

猛暑

朝焼け色に染まる横顔を

くしゃっと髪で隠して


「ちょ…そんなに見ないでよ」


と言われて顔がぶわっと熱をもつ


「あ…えと、ごめんっ」


慌てて視線をずらすと

柑奈はクスクスと笑いながら


「別に謝ることじゃないでしょ」


と言われ俺は曖昧な返事をしか出来なくて

謎の敗北感に似たものを感じていると

背後から話し声が聞こえてくる。


『あらっみてみて、可愛いカップルよ』

『まぁっ、日の出デートかしら?』

『ロマンチックねぇ〜』


なんて会話が聞こえてきて

今の状況を考えて余計にあつさを感じる。


「…俺たち周りからはそう見えてんの…?」


と柑奈の方を見れずにたずねる


「…そ……そうみたい…ですね」


ともごもごと返事が帰ってきて

さらになんとも言えない空気につつまれて

先に口を開いたのは柑奈だった


「わっ私!帰るね!?」


と、慌てて荷物をまとめた


「…おう」


「そっ…それじゃ!」


パタパタと走り去る後姿は

いつもとは違って見えて

目が離せなかった。



「夏って…こんなにあつかったっけ…?」