第50話

第一章 第26話「美徳の嘘と悪徳の理」
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2024/02/17 10:23
_姫柊 花澄@ひめらぎ かすみ_
姫柊 花澄ひめらぎ かすみ
…そういえばシャロムさん、
私ってオーラガス欠とかにならないんですか、?
さっきから大量に使ってる気がしますけど…
昨日アンジュさんから聞いたけど、
オーラ量が0になれば意識が無くなって倒れるらしい。

私のオーラ総量は大体20とからしいから
二度も能力を使ったらオーラ枯渇しそうだけど、
シャロム・ネフェス
シャロム・ネフェス
私のオーラと花澄様のオーラを
同調させてるので大丈夫です♪
シャロム・ネフェス
シャロム・ネフェス
私のオーラは特殊で、どんな性質のオーラとも
簡単に調和出来るんですよ!
シャロム・ネフェス
シャロム・ネフェス
なので私がオーラを花澄様にあげても
調和されてるのでしっかり契約した判定になります!
_姫柊 花澄@ひめらぎ かすみ_
姫柊 花澄ひめらぎ かすみ
なるほど……
オーラを同調…天理眼を扱う時、メリアさんにも
やって貰ったけど、それより凄い技術ってことかな…

まあ…シャロムさんがオーラを補ってくれてるなら
ガス欠を不安がらなくていいよね、
ミル・アルフトール
ミル・アルフトール
ってことは〜、
私の花澄様はもう契約完了したってこと〜?
アイン・ホロウ
アイン・ホロウ
うん、もう契約は了承したし
これでミルは現実世界に出れるよ。
_姫柊 花澄@ひめらぎ かすみ_
姫柊 花澄ひめらぎ かすみ
…倒したら現実世界に出れるんですか、?
シャロム・ネフェス
シャロム・ネフェス
えっと、元々現世には出れるんですけど
無力化状態なんです、
契約したら本来の力のまま出れるって感じです!
アイン・ホロウ
アイン・ホロウ
契約と現世に出ることは私たちが許可しないと
出来ないから何か事件で起きることは無いよ。
なるほど…じゃあ住民さん達が無断で現世に出て、
好き勝手にやって秩序が乱れたりすることは無いのかな…
シャロム・ネフェス
シャロム・ネフェス
…それでは能力も扱えるようになりましたし
エルフ族の元へ行きますか♪
_姫柊 花澄@ひめらぎ かすみ_
姫柊 花澄ひめらぎ かすみ
あれを扱えるって言っていいんですか、?
シャロム・ネフェス
シャロム・ネフェス
花澄様は多分戦闘中に大きな成長をします、
なら敢えて教えすぎず、基礎だけ教えた方がいいんです!
ある程度教えるから後は戦闘中に
自ら編み出してってことか……何か雑な気がする…
シャロム・ネフェス
シャロム・ネフェス
とりあえず花澄様に100万オーラ渡しますね、
恐らくこれでガス欠になることは無いです。
シャロムさんは遠隔で私のオーラを増やしてくれた。

オーラが増えるとこんな感覚なんだ…
体の奥底から凄い力がみなぎってくるような……
そして、オーラが増えたことで天理眼が発動した。

天理眼…早く自在に扱えるようにならないと……
アイン・ホロウ
アイン・ホロウ
…じゃあミル、花澄様案内して。
ミル・アルフトール
ミル・アルフトール
ッえ〜、シャロム様達が行けばいいのに〜
アイン・ホロウ
アイン・ホロウ
私達は呑気に昼寝できるほど暇じゃないの、
【情報支配】で行先把握して連れてって。
ミル・アルフトール
ミル・アルフトール
は〜い…
ミルさんはゆったりした足取りで私の隣に来て、
魔法陣を貼った。

何度目の転移だろう…ってか転移って誰でも出来るのかな、?
ミル・アルフトール
ミル・アルフトール
花澄様、しっかり掴まっててね〜?
振り落とされても責任取れないから〜
_姫柊 花澄@ひめらぎ かすみ_
姫柊 花澄ひめらぎ かすみ
え、ぁ…はい…!
私はミルさんの手を両手で握った。

これでいいのかな…
ミル・アルフトール
ミル・アルフトール
……それじゃあ行っくよ〜、転移。
ミルさんがそう告げると、辺り一面に強い風が吹いた。

アインさんみたいに安定感がない…酔いそう…
とりあえず捕まっとかないと……
アインside.
アイン・ホロウ
アイン・ホロウ
……行ったね。
アイン・ホロウ
アイン・ホロウ
ほんとに良かったの?
現世で今起こってること伝えなくて。
今現実世界…帝国では事件が起きてる。

あれは花澄様の能力を使わないと
誰も対応できない、帝王神候補のメルリアですら。
このままだとパト様の命も危ない、
最悪5年前と同じ状況になりかねない。

だから精神崩壊寸前って言うのは嘘、
そもそも花澄様の精神は花澄様の特性で壊れることは無い、
どちらかと言うと痛覚感覚が壊れる。
シャロム・ネフェス
シャロム・ネフェス
言ってもパニックになるだけですから。
シャロム・ネフェス
シャロム・ネフェス
…あと、花澄様を精神世界で戦わせるのは
特訓の理由だけじゃないです。
シャロム・ネフェス
シャロム・ネフェス
精神が壊れないにしても今のままでは
花澄様は辛いだけ。
だから記憶を鮮明に思い出してもらい、
次のステップに歩ませた方がいいんです。
アイン・ホロウ
アイン・ホロウ
あんな下級エルフ倒したところで
そんな鮮明に思い出せるもの?
瑞園ステルテエデン】の第6の樹シックススセフィロト 【聖邪綺杜カロスユーベル
は花澄様の精神力を司る種族。

一個体ごとの力によって司ってる精神力の量が違い、
最高責任者までなると花澄様の精神全てを
司ってると言っても過言じゃない。

花澄様が今倒しに行ったのはエルフ族の中でも
最下層の奴、つまり司ってる精神力はかなり少ない。
シャロム・ネフェス
シャロム・ネフェス
…彼女が司ってるものは花澄様が
産まれてまもないころの精神、
きっと思い出せますよ。
アイン・ホロウ
アイン・ホロウ
相変わらずシャロムの思考は分からないね、
じゃあ私は花澄様の様子を見てるよ。
私はシャロムの人格、それは紛れもない事実。

だけど私は偶然人格として生まれた訳じゃない、
シャロムが意図して生み出した。
瑞園ステルテエデン】は二層構造、
しかも二層目は邪悪の塊みたいなやつの集まり。

二層目の管理をした状態で一層目を管理すると
一層目が汚れ、秩序が乱れてしまう。

分かりやすく言うと、黒い絵の具を扱った筆を洗わず
白い絵の具につけると灰色になるのと一緒。

だから一層目を美徳と呼ばれているなャロムが、
二層目を悪徳と呼ばれている私が管理出来るようにした。
アイン・ホロウ
アイン・ホロウ
(悪徳の権化、なんて言われてるけど
それは悪徳の権化を管理していることから
勘違いが生まれた言葉…嫌になるよね、本当。)
私はシャロムに挨拶もせず花澄様の元へ
気配を消して向かった。

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