第4話

𓆤
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2020/04/15 14:24










2ヶ月経過して、皆ルール通りに距離感を保ってくれていた、そう思っていたのに。





ジョングクさんが突然私に触れてきた。







トイレに逃げて手首を撫でる。

ドコドコと心臓が音を立てていた。






『はあ...薬を飲んできたのになんで..』






薬とはホルモンを抑制する薬だ。






最近研究発表された‘新しいホルモンを持つ人間’の1人が私らしく、


普通にしていてもジロジロと男性からの視線を感じ、電車に乗ると一切に男性が近付いてくる。



どうやら治療法は無いらしく、ホルモンの抑制剤で抑えるしかないみたい。





だからこそ女性グループのメイクを希望していたというのに、なぜか大手の男性グループに配属されてしまった。





それでもホルモン剤である程度抑制できていたし、目立たないよう前髪も伸ばして眼鏡をかけてマスクで顔を隠してきたおかげであまり干渉されてこなかったのに。






思えば最近触れられそうになることが度々ある。





薬では抑えられなくなってきたのだろうか..












ぐるぐる不安だけが残り、私は持参してきたホルモン剤を追加で内服した。




















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