第19話

𓆤
1,039
2020/04/15 19:40


休日、ホルモンの抑制剤を貰いに行きつけの婦人科に駆け込んだ。


最近とても減りが早い。


そしてあんまり効かなくなってる気がする。




担当医のヨナ先生が私の血液検査の結果を眺めながら一言、「欲求不満ね」と告げた。








『...,欲求..不満...?』






ヨナ先生の長いおみ足が組み直される。






「性欲っていうのは溜まっていくものだから吐き出さないとダメなわけよ。自己処理もしてないでしょ?

あなたは特にホルモンの分泌が異常だから余計に欲求不満に陥りやすい。
そうなると匂いが強く濃くなるの。薬では抑えられないほどにね」






「自分で処理できなければ、誰かにヤってもらいなさい。そうすればマシになると思うわ。」









そんなのアリですか、、、、


絶望、絶望でしかない。

薬は効かない、自分で処理するか処理してもらうかだなんて、、、



『し、死んだほうがマシだ...』




それに処理してもらうって、、やー!!だめだめ、なんでBTSのメンバーの顔が浮かぶんだ!





帰宅してすぐ、テヒョンさんに捕まった。






V「あなたおかえり!どうだったの?」



後ろから抱き締められて鼓動が早くなる。


『テヒョンさん..ちょっと離れてください..!』


V「無理、てかさ最近あなたすごいよ、宿舎全体甘い匂いで蔓延してる。すげーエロい匂い、前より大分強くなってない?」



痛いところをついてくるなあ...
流石に隠しきれないし、このままだと迷惑をかけると思う。




迷った結果、テヒョンさんに今日言われたことを打ち明けてみた。





『..ということなんです..』



V「んー...つまり、俺とシてくれるってこと?」



相談する相手を間違えた、、!!!(気づくの遅い)





V「ね、あなた。

わざわざ俺にそれを教えてくれたってことはさ、あなたは今すげー溜まってて自分で慰めるか、俺が挿れるかしないとどうにかなっちゃうって言ってんだよね?」


『ち、ちがくて..っ』
テヒョンの右手が厭らしく下腹部を撫で回し、私はせめてもの抵抗に大きく首を振った。





V「今誰もいないし、俺達2人だけだよ?


.,1から全部教えてやるからお部屋行こ?」



『..ん..だめ...まって、っ』




テヒョンに腰回りを撫でられて、すっかり力が入らなくなってしまった。


ああもう、限界なのかも、



テヒョンの腕に抱かれて、部屋に足を踏み入れた。







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