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第30話

二度と






信じられなかった。


本当に届くなんて。






〔おお。ジョングガ〕

『お久し振りです。ヒョン』



ジョングク先生はどんどん近づいてくる。



『ところでヒョン、何してるんですか?』

〔何って、まあ、見て分かるでしょ〕



挑発するようにキム先生は言う。



〔こうでもしないとお前から奪えないじゃん〕

〔お前が勝手なことして沢山傷つけてきたのに、今もお前の事をこんな風に泣きそうになりながら思ってるこの子を〕



目には涙が溜まっていて

今にも溢れそうなほど。



〔まあ、奪っても利用するだけだけど〕



キム先生ははっきりそう言うと

私から手を離し、ゆっくり立ち上がった。










その瞬間だった。



『俺の女に何で手出してるんすか』



怒りを含んだ低い声でキム先生の胸ぐらを

掴んでジョングク先生が言った。



『俺が怒ったら怖いの、知ってますよね?』







その数秒後

人の頬を殴る、鈍い音が聞こえた。



〔いっ…て…〕



倒れたキム先生は殴られた頬を抑えていた。











『今度やったら命ないって思っててください』



ジョングク先生は私の縛られた手を解き

手を取って、扉へと歩き出した。












『ヒョン、二度と近づくな。俺の女に』



最後にこう言い残して。