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第16話

悪魔の声



目の前の光景は

信じたくない、見たくもなかった光景。



すると視界が一気に黒く染まった。



〈見るな〉



視界を黒く染めたのはソンウの手。



〈もう、考えるな〉

「いや」



私はそう呟いていた。

自分が思うより先に。



「先生の本当の思いをちゃんと感じないと嫌」



ソンウの優しさを振り切っているのも

自分で自分を苦しめているのも

全部分かっている。

でもこうでもしないと

ジョングク先生を忘れられないから。

また愛してしまうから。



「ソンウ、あっちいってて」



私はソンウに違う場所へ行くように指示すると

ソンウは頷いて、その場所へ向かった。








一人になり、先生のところへ向かおう。


そう思った瞬間だった。



「んぐっ…」

(黙れ)



知らない声が悪魔のように聞こえた。


その時、先生と目が合った気がした。