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第9話

常連

店「あっ、いらっしゃーい!」



ジョングク先生が来た。

ジョングク先生はこちらを見つけると

にこっと笑顔を見せて、

私たちのテーブル席の近くのカウンター席に座った。

別に近くに座らなくてもいいのに。



店「何にしますか?」

『あぁ、じゃあ温玉塩ラーメンで』

「えっ?」



思わず声を出してしまった。

だって私と同じラーメンだもん。



『ん?どうした?』

「あっ、いえ、別に何も…」

店「少し待っていてくださいね」



そう言うとジョングク先生は前を向き

店員さんも注文を言いに行った。

どうして同じラーメンを頼んだの?

そう考えたかったし、聞きたかったけど

別に聞く必要もないかなと思って聞かなかった。



〈あなた、ラーメン伸びるよ〉

「そうだね。食べよーっと」



そう思ってラーメンを啜った。

久し振りだからかも知れないけど

程よい塩加減のスープに

私好みの細くて固めの麺がとっても美味しかった。

そしてもう一口目を食べようと思ったその時だった。









『そんなに美味しいの?』



ジョングク先生が話しかけてきた。

びっくりして後ろを振り向くと、

ジョングク先生はにこにこしてこちらを向いていた。



「…美味しいです。てか、何でここにいるんですか?」

『えっ?俺ここの常連』

「は?」

『それで今日はラーメン食べようかなと思ってきたら、まぁ学級委員の二人がいるからねぇ』

〈別に付き合ってませんけど〉



ソンウがジョングク先生の言葉を止めた。

でも、ジョングク先生は怯むはずも無くて



『じゃあ、どういう関係で?』



とソンウに聞いた。



〈幼馴染です〉

『幼馴染って便利な言葉だね』

〈どういう意味っ…〉

『だって、二人でいた所を見られても、仲良くしていて噂されても、幼馴染って言えば全部丸く収まっちゃうじゃん』

〈じゃあ、先生は何なんですか〉

『ん?』

〈あなたのこと追っかけて、事あるごとにあなた呼んで。何考えてるんですか?〉



ソンウはジョングク先生に喧嘩腰で聞いた。

その目は真剣で、先生を見つめていた。

こんなソンウ初めて。

先生も真剣にソンウを見ているような気がする。



『何って…』

















































『好きだけど』



思いもよらない言葉は唐突に訪れる。

その発言が未来を変えるとも知らずに。




冷めて、伸びきった塩ラーメンの事は忘れて。