第3話

適当教師
9,745
2018/02/13 11:59
放課後の学級委員会。



『よーし、始めよ』



なんかだらだらぁとした雰囲気で始まる。



『とりあえず、自己紹介』



と、丸投げしてきた先生。

誰も最初に出る人いなくて、沈黙。



『みんな積極的ないなぁ。じゃあオンくんから』



と、まぁ強制的に私たちのクラスからだよね。



〔オンソンウです。よろしくお願いします〕

『はい、次キムさん』

「キムあなたです。よろしくお願いします」

『んじゃ、キムさんの左隣の人から順番に』



と、ひと通り自己紹介が終わった。








『んじゃ今日はこれで終わりー』

“えっ?”

『まあ一応担当だし、名前くらい知っとかなきゃいけないでしょ?』



どこまでこの人適当教師なんでしょうか。



『じゃあかいさーん!お疲れ様』



と言うと、足早に先生は空き教室を出ていった。

















今日一日の先生の印象。

適当教師。




『あっ、キムさん。ノート見た?』

「はい」

『次から直してね』



あなた適当じゃないの?

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