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第31話

たいせつなもの





『…大丈夫?怪我とか、何もない?』






ジョングク先生の部屋に今私はいる。

この瞬間が未だに信じられなくて

幸せを噛み締める事さえもまだ出来なくて。



ジョングク先生が隣にいるだけでそれだけで

鼓動が嘘のように飛び跳ねて

自分の身体のはずなのに

この喜びが制御出来なくて。






でも何でジョングク先生は

私を助けに来てくれたんだろう。


あの病室での事が蘇る。

あの女の人とはどうなったんだろう。



「あの、ジョングク先生…」

『なに?』

「何で、助けに来てくれたんですか…」



私だって諦めたわけじゃない。

だけど、あの時

幸せそうに笑っていたジョングク先生が

気に触る。



『あぁ、オンとお前の親から学校に連絡が入ったらしい。お前が帰ってないって』

「でもそれをなんで先生が…」

『それからオンが俺に連絡してきたんだよ。多分学校側に俺の連絡先を聞いて』

「ソンウ…」



きっとソンウは影で見守ってくれていたのだろう。



『オンはきっとお前がずっと心配だったはず』

「何で分かるんですか?」

『そんなの見てりゃわかるよ。オンがお前の事を大事に思ってることくらい』

『いい幼馴染もったな』



こんなに私が自分勝手な行動をしても

ソンウはずっと私のこと見捨てなかった。










ピンポーン



インターホンの音が聞こえた。



『お、来た』



そう言うとジョングク先生は玄関の扉を開けた。

そこにいた人物は



〈…あなた!!〉