9月。それぞれの部活もひと段落し、蓮たちはまた毎日のように遊ぶようになっていた。
皇成たっての希望で帰りは必ず2人一緒なので、1日のほとんどを共にしていた。
ある日。委員会が終わり、支度を済ませた蓮は部長に呼ばれた皇成を待つために1人で教室へ向かった。
ガラッ
!!
誰もいないはずのそこには、沙彩がいた。
あ!委員会おつかれー!
あ、うん。ありがとう。沙彩ちゃんはこんな時間までどうしたの?
いやぁ、蓮ちゃんに相談したい事があって。皆がいるところじゃイヤだったからさ。
そーなんだ。沙彩ちゃんが私に相談してくれるなんて、なんか嬉しいな!何でも話して!!
ありがと!誰にも言わないで欲しいんだけど…沙彩ね、中一の時からずっと好きな人がいるんだ。
!…うん、どんな人なの?
(大輝くんとは幼馴染って言ってたし、 中学からってことはそれって…)
んー…誰にでも優しくて、スポーツも勉強も何でもできて、凄くかっこいいひと。完璧に見えるんだけど実は少しワガママなとことか、天然でドジなところもあったりして、ちょっと目が離せないんだよね。
口調はそのままだったが、普段の沙彩からは想像もつかない、切なさと優しさの混じったようなとても落ち着いた声だった。心の奥底まである沙彩の強く、深い想いがにじみ出ていた。
本当に、大好きなんだね。
うん…///
沙彩ちゃんの好きな人って、もしかして皇成くん?
沙彩は顔を真っ赤ににしてうつむいた。
やっぱりそっかぁ。
うん。実は、蓮ちゃんに協力して欲しいってお願いしたかったの!だって、皇成と結構仲良いでしょ?
もちろん協力するよ!!
_パタッ
…悪かったな秦羽。じゃあ。
いえ!おつかれ様でした!
あ!じゃあ明日ね!ありがとー!!
バタバタ
あれ、沙彩?…蓮お待たせ。2人でどーしたの?
ううん!何でもない!!ちょっと喋ってただけ。
ズキッ
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!