きゃー!!と聞こえる黄色い歓声。
手を振ると更に増す。
ニマニマと緩くなる顔を引き締めながら
『全力で楽しもう〜!!』
と、メンバーに告げる
今日は、
K-POPアイドル達による運動会
アユクデに出る事になった
色んなグループがいるのを見て熱が上がり燃え上がっていると。
横にいたジョンハニヒョンが
熱を冷ますように
JH「あなた、運動神経悪いのに本当にあんな約束してもいいの〜?」
と、ふっと鼻で笑いながらからかってくるヒョン
顔が死んで行く俺。
入場するほんの数分前の話。
突然ヒョンが「ねぇ、あなた。面白い事しない?」と、悪戯に誘ってくるジョンハニヒョン。怪しすぎるため『内容によります』と答えると、
ヒョンはニヤニヤと顔を緩ませながら
JH「俺たち______」
『…活躍したどちらかが絶対1つ相手の言う事なんでも聞くでしたよね』
JH「そうそう!」
と、嬉しそうにするヒョン
あの時は、ちゃんと自分には有利では無いと気づき断ろうとしたが
挑発され
単純にもそれに乗ってしまい
今に至る。
数分前の出来事だけどいま、かなり後悔している。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。