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第1話

猫集会
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2021/05/17 13:23
第一夜「猫集会」

街の外れにあるお寺の一角では
満月の夜に猫の集会が開かれる

空)はーい、集会を始めまーす。
🐱)ニャー!

空)何か報告はある?
🐱)ニャーン。
空)ふむふむ、呉服屋さんの奥さんに子供。
じゃあ、あの家の庭には入らないようにっと。
🐱)ニャニャ!
空)米問屋にネズミ..って!俺の家じゃん!
🐱)ニャーw
空)バレないうちに追い出さないと...

猫たちをまとめているのは米問屋で暮らしてる
空とゆう三毛猫、だが空はただの猫ではない
長生きをして妖となった猫又なのだ

空)報告はこのくらいかな?
🐱)ニャン!
空)川に化け物?何それ詳しく。

タマとゆう猫が言うには
川で漁をしている人間を観察していた時の事
人間が魚の入ったカゴから目を離した隙に
川から現れた化け物がカゴごと持っていった
とゆう内容だった

🐱)ニャー。
空)しかも犯人と間違われて追いかけられたと、
それは災難だったね...化け物か〜妖かな?
🐱)ニャーン(⤵︎)
空)分かった、俺が一度見に行ってくるよ。

ドンと胸を張りそう猫たちに言うのだった

次の日、空はタマが化け物を見たとゆう
川へとやって来た..のだが

空)出てこ〜い、ば、化け物〜(恐る恐る)
宗)ハァ...何で俺まで。(呆れ顔で)
空)だって食べられたらどうするんだよ!

1人ではなくもう1人連れて来ていた
月野山に住む宗司とゆう鬼である
ただ今は昼間なので角を隠し人に化けていた

宗)朝早くから山に来て何事かと思ったら。
空)化け物退治なら得意でしょ?
宗)俺もお前も化け物なんだがな。
空)俺もソウも人に迷惑かけないからいいの!
宗)そうかよ。
しかしだな、お前は猫のままでいるつもりか?

人型ではなく猫の姿の空を見下ろしながら聞く

空)俺は人型になっても猫耳消えないし、
この方が誤魔化しやすいだろ?
宗)俺が猫に話しかけてる寂しい奴に
見えるだろうが。
空)ブフッw(笑いを堪えきれず吹き出す)
宗)・・・(ガシッと空の首根っこを掴む)
空)....宗司さん?
宗)川の中を見てくるか?(怒)
空)ぎゃー!ごめんなさいお助け〜!!
宗)ったく。(空を離す)
空)助かったぁ。。

宗)しかし、川から化け物か。
空)河童かなって思ったんだけど。
宗)アイツらは根が臆病だから
人がいる時に出てこないだろ?
空)お腹が空いてた、とか?
宗)さあな、魚を盗むくらいならいいが...
空)夜にもう一回来ようか。
宗)そうだな、そうするか。


化け物の正体を見極めるべく
2人は夜遅くに出直すことにした


つづく

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