第15話

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2022/09/25 09:47
俺には理解が追いつかなかった。

今どういう状況なのか。

なんで悠くんは過呼吸を起こしているのか。

いむくんはなんで泣いているのか。

気がついたらないくんが叫んでいた。
ないこ
ないふあにき!!!りうしょーほとけっち!!!!!
そう叫んだとたん、ないちゃんとまろはあにきのもとへ、りうらはいむくんのほうへ駆け寄って行った。

俺はどうすればいいか分からず、とりあえずりうらのほうへ行った。
りうら
ほとけっち大丈夫だよ〜よしよし
りうらは泣いてるいむくんを、小さい子供を慰めるように撫でた。

そこで1つ理解出来た。

いむくんが泣いてるのは、天使病の症状で幼児退行しているから。
ほとけ
うわぁぁぁあん!!ばかぁぁぁあああ!!!
一向に泣き止む気配がしない。

そこでりうらが慌てたようにこっちを見て言った。
りうら
らびまるは!?どこ???
初兎
え、あ、ここ
俺は肩を指さした。

そしたらりうらはらびまるをさっと抱き上げいむくんのまえに出した。
りうら
ほとけっち見て見て!可愛いうさぎさんだよ〜
ほとけ
ヒックヒック……??
いむくんは泣き止んでらびまるをじっと見ている。
りうら
触りたい?
ほとけ
コクン
いむくんは頷いた。
りうら
それじゃあ、お部屋行こっか!
しょにだも着いてきてね
りうらはそのままいむくんの手をひいて階段を登る。

俺もそれに続いた。

いむくんの部屋に入り、りうらはいむくんにらびまるを手渡した。
りうら
ふわふわでしょ?
ほとけ
うん!
さっきまで泣いていたのが嘘みたいに満面の笑顔で頷いた。
りうら
もう大丈夫そうだね
あ、ごめんねしょにだwらびまる借りたw
初兎
全然大丈夫だけど……
りうら
あ、そっか説明してないのか!
りうらの方に来たから説明されてるのかと思ったw
りうら
りうらも状況を理解してるわけではないんだけど、誰か2人になんらかの症状が見られたときは、それぞれわかれて、落ち着くまでその2人を遠ざけるの。
それ以上の刺激をおさえるためにね。
今回はないくんの指示で、ないふはあにきの方へ、りうしょー…りうらたちはほとけっちの方へ行ったけど、それは変わるかもしれないし、指示する人も変わるんだよね〜
初兎
そうなんだ!
でも……なんで幼児退行したん?
しかも…悠くんはなんで?
りうら
それはりうらもわかんない……
ドアの開く音がした。

俺とりうらがドアの方を見ると、そこにはまろが立っていた。

まろは俺たちの後ろでらびまると遊んでいるいむくんを見て言った。
If
ほとけも大丈夫そうやな
こっちも大丈夫やから、りうしょー一旦降りて来て
ないこが呼んどる
初兎
いむくんは……
If
とりあえずらびまると遊ばせとこう
すぐ戻るはずや
そうして俺たちはないくんの説明を聞きに1階へ戻った。

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