大介side
吐き気はあるのに嘔吐恐怖症が邪魔をして吐き出せないで何分間も個室にこもってる
辛いの苦手なのに吐き出せない
いい加減吐き出せてくれよ、俺の体…
大我の声を聞いて安心したのか急に吐瀉物が出てき始めた
吐き続けてるのはしんどかったけど俺が吐き続けている間、大我がずっと背中をさすってくれた
大我side
大介が周期性嘔吐症の嘔吐恐怖症でえずき続けていると聞いてトイレに急いだ
するとジェシーに教えられた通り1番奥の個室の鍵が閉まっていた
声をかけると鍵が開いたと同時に大介が激しく嘔吐し始めた
黙って背中をさすってやることしかできなかった俺だけど少しはさっくんの役に立てたかなって思ってたいる
さっくんが苦しいときは誰かしらが助けてくれるから遠慮なんていらないよ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。