第9話

チハフレ 君は野良猫※ ⑤
90
2020/06/19 17:22
フレント
フレント
好きだったよ

バタン


ドアが閉じる音を聞いた瞬間、やってしまったと思った。

俺は勝手に叶わないって決めつけて順番を間違えたんだ

好きな相手に…フレントに同じ事を言われたらどんなに苦しいだろう
チハヤ
チハヤ
フレント…っ
グルグルと悩んだ後、意を決した様にチハヤはフレントを探しに出た



男性
男性
お兄さん、ここに居るってことはそっちの気あるの?
フレントはチハヤと初めて会った場所まで来ていた。

たった2週間くらいしか一緒に居なかったはずなのに、そこで知らない人に声をかけられるまで待っていた日々は昔のように感じる
フレント
フレント
うん、泊めてくれるならタダで好きにしていいよ
男性
男性
おっ、まじ?
チハヤ
チハヤ
悪いけどその話無しで。帰る家ならあるだろ
フレント
フレント
チハヤ…!
チハヤはフレントの手を掴みその場から連れ出した
フレント
フレント
待って、同情なんか要らないから。こんな事やめてよ
チハヤ
チハヤ
うるさいな。元々猫みたいだとは思ってたけど、すぐ抜け出すし。首輪でも付けるぞ
フレント
フレント
は!?
チハヤ
チハヤ
とにかく帰って話そう。あそこに居たってことはちょっと期待してたんでしょ?
フレント
フレント
家には戻ったが、部屋に上がろうとしないフレントに痺れをきかせたチハヤはその場で話し始めた
チハヤ
チハヤ
まずは、ごめん。
フレント
フレント
いいよ別に、俺がそーいうコト元々してるんだしそれが普通
チハヤ
チハヤ
違う。俺が卑怯なだけだよ。本気の気持ちを否定されるのが怖かった
チハヤ
チハヤ
俺もフレントが好き。会った時から日に日に好きになってる
フレント
フレント
え、それって…
チハヤ
チハヤ
これからも俺の傍にいて欲しい
フレント
フレント
…っ!
フレントは思わずその場でチハヤを抱きしめた。
チハヤ
チハヤ
勝手に諦めてごめん。もう傷つけないから
両片想いのまま諦めるところだった。

1つどこか間違えていたら一生話す事もなかったかもしれない

しっかり掴んでもう離さないように、その体を強く抱きしめた。





短編集といいつつ、長いお話をここまでお読み頂きありがとうございました!
続きのR指定小説も続けて追加しようと思いますのでよろしくお願いします(´˘`*)