※行為の描写はありませんがフレントがウリ専をやっているので下品な言動が出てくると思います。苦手な方は注意して下さい(>_<;)
他3人はユーチューバー設定
YouTubeの撮影が終わったのは夜23時のこと
それから料理するのは面倒でコンビニで弁当でも買おうと思って家を出た
途中にある公園を何気なくふと覗くとベンチに人がぐったりと眠っているのが見える。
ホームレスにしては綺麗な身なりをしていて倒れているのかもしれないと思い駆け寄った
顔を覗くと意外に若い。自分と同じくらいだろうか?
クマがすごくて、少し揺らすと反応はあったけど服越しにも分かる体の細さからしてさっきの予想はあながち間違ってなかったらしい
声をかけるとやっと薄ら開いた目は俺を捉え、ガサガサの声でそう聞かれた。
救急車じゃなくていいのか分からないけど、取り敢えず様子を見ようとコンビニで2人分の弁当と飲み物を買って戻った
するとさっきまでの姿はどこへいったのか、彼は勢いよく弁当にがっついてふぅ、と一息つく
だから痩せるんだろうな…
…まさか自分家の近くがハッテン場になっていたなんて、、知りたくなかった。
全く変なやつに絡んでしまった。
数歩歩いて振り返ると、ベンチに座ったままのそいつはまだこっちを見ていて俺が振り返った事に気付くとニコニコして手を振ってきた
このまま置いてったら、また硬いベンチの上で寝るんだろうか。
食事代がないって事は宿代も無いだろうしそりゃあそうだよな
…はぁ。乗りかかった船だしな
まさか夜ご飯を買いに行った結果さっき会ったばかりの奴を自分の部屋に上げるなんて思っても居なかったけど、ふらっと俺に着いてくるその姿は猫みたいでなんだか可愛いと思ってしまった
続く
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。