第11話

もちフレ 遊び相手 前編
80
2020/06/27 05:53
学パロです(フレントチハヤ高1、ねぎりょーもちさんは高3設定)
高校1年 春
第1志望の高校に入れたものの仲のいい友達は1人も居なく、コミュ障の俺はボッチになるんじゃないかという不安を持っていた。
チハヤ
チハヤ
おはよ、俺村上チハヤ!宜しくっ
突然後ろの席についた奴は声をかけてきて、驚いて振り返るとその金髪がやけに目立つ

確かに校則は緩いのがこの学校の人気なところだけど初日からこんなに明るい金色はその人以外に居なかった
フレント
フレント
ふ、古田蓮斗…です
チハヤ
チハヤ
じゃあ…フレントで!
コミュ力の高さに圧倒されながら応えたけど、案外チハヤとは話が合い担任が入ってくるまでずっと話していた
チハヤ
チハヤ
あ、次体育館で入学式だって
フレント
フレント
うわー…めんどくさ。でもその後部活紹介あるんだよね
チハヤ
チハヤ
何部目当て?
フレント
フレント
軽音楽…かな。
チハヤ
チハヤ
まじ!?俺も!もし入る事になったら一緒に組めたりすんのかな〜
フレント
フレント
チハヤがいたら心強いな‪w
そうして話していればあっという間に入学式も終わり、遂に部活紹介に入った。

それぞれのアピールを新入生達は歓声を上げながら見る
遂に軽音楽部の番になると、代表のグループが演奏を始めた
チハヤ
チハヤ
やっぱり中学のレベルとは違うよな
フレント
フレント
確かに、すごい…
チハヤ
チハヤ
あれ?終わりじゃないんだ
演奏後、グループがはけたと思ったらすぐに壇上に上がる人影があった
チハヤ
チハヤ
軽音楽部なのに、1人?
彼はバックに指示を出し曲を流すとたった1人で歌い始める
フレント
フレント
すげぇ…
歌の上手さは圧巻していてラップに入れば場は一気に盛り上がり、結局他の部活紹介中にもその余韻は抜けきれずにあっという間に教室に戻る時間になった
チハヤ
チハヤ
あ、あれってさっきのラップの人じゃない?背高いから目立つなぁ
フレント
フレント
えっ、ほんとだ!
チハヤ
チハヤ
ちょっとフレント!?
見つけるや否やフレントは列から飛び出てその人物の元へ駆けつける
もち
もち
おわっ、誰?
フレント
フレント
あの、俺さっきの歌に感動してっ、ドラム…上手くはないんですけど、是非一緒にやってくれませんか!
するとそれを見ていた周りからは

「上手くないのにしゃしゃり出るな‪w」
「もちは組まないんだよ」

と聞こえるようにヤジが飛んできた。

それだけ目立つ人なんだろう、声を掛けたことを少し後悔して恥ずかしくなる
もち
もち
ふーん…いい声してるやん、ドラムじゃなくて一緒に歌とかどう?
フレント
フレント
へ?
もち
もち
丁度他で一緒に組もうって話してた奴がいてさ、どうせならパート的に4人が良いんだけど…
チハヤ
チハヤ
フレント!勝手に抜けるなよ、
フレント
フレント
じゃあこの人はどうですか!
チハヤ
チハヤ
何?何の話!?
もち
もち
うん、ええよ
こうして周りの予想とは裏腹に、部活に入る前から4人で組む事が決まった。

それじゃ、と何でもないように"もち"と呼ばれた人は戻ってしまう
フレント
フレント
かっこいいな…
チハヤ
チハヤ
あの一瞬で好きになったんだ?
フレント
フレント
っ!
チハヤ
チハヤ
わっかりやすーい
好き?男同士なのに?

まさか。

なんて、考えるだけ無駄だった

少し気を抜くと思い出してしまうあの舞台上のもちさんと、高鳴る鼓動を感じていればそれは嫌という程自覚してしまう感情だ


続く