「 __ で , あるからしてここは … 」
授業を進めて行く先生の声なんか聞こえないまま私はずっとグクのことを考えていた .
なんでグクはあんなに普通そうなんだろうか …
どこか隙が見えるんじゃないか , と思ってじっと見つめていると ,
退屈そうに頬杖をつくグクと , 不意に目が合った .
慌てて目を逸らすけど , きっともう遅い .
ガン見してたのバレちゃっただろうな …
もう一度ちらっとグクを見てみると , まだグクはこちらを向いていて , また目が合った .
今も昔も変わらない大好きな微笑みで私の心を掴んで未だ離してくれない , 本当にずるい …
暫く放心状態でいると , 休み時間になっていた .
next .













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!