と、そこに
この時、あなたは、喋れたらいいのに...
って、思った。...そう、話の輪に
入りたいと、思ったのだ。
過去の日記...
○✕年○月✕日
今日、喋れないことをバカにされた。
耳が聞こえないと思ってる見たい。
どうすれば、喋れるようになるかな?
○✕年○月✕日
今日、病院に行ったら、
ナースさんが手話で会話してくれた。
私のために覚えてくれたと言ってくれた。
なぜか嬉しくなった。
○✕年○月✕日
今日、私の誕生日...
学校では、私の誕生日は、
いじめる日みたいになってる...
私って、生きる価値ないのかな?
...もし、価値があったら、
なにか役にたてるってことなのかな?
と、悩みや嬉しかったこと、
合計で、1000ページ以上はある。
日記の数は、100冊を超えている。
なぜか日記を書くのが
好きなあなただった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。