私は今日から2年生。
そして、歌い手部。
ある女子の噂でイケメンが入ってくるとかなんとか……w
まあ、もう歌い手部にはかなりイケメンが揃ってると思うんだけど、
とくに私のお気に入りは3年のそらるさん……
まじでイケメンだし声いいし優しいし背が高いし、全てが完璧と言われている。
でも、今日入部してきた子もかなりのイケメン度。
私、取り合いされたらどうしよう♡♡
↑は?頭狂ってんじゃねーの?子宮からやり直せ。
はい。で、私、そらるさんがタイプなんだけど、その子私の事好きみたいなのよ。
羨ましいでしょ?全国の女子。
あ、その子の名前はっていうか、あだ名はまふまふ。
ふわんふわんしてそうだよねw
ここでそらるさんが私を好きでいてくれるなら取り合い成功。
↑お前は心が腐っとるんじゃ……。
ちょっとアピールしなきゃ……
そらる「はやく練習始めるぞ〜」
あなた「はーい!」
まふまふ「今日からよろしくお願いします!」
そらる「よろしく、一応俺ここの部長だから、何かあったら言ってね」
まふまふ「ありがとうございます(●︎´▽︎`●︎)」
あなた「本当にそらるさんは頼れるから!あ、でも私にもなんでも聞いてね?」
まふまふ「はい!」
そらる「俺そんなに頼れるか?w」
あなた「はい!すごくカッコイイです!」
そらる「ありがとう…///」
まふまふ「お二人は、付き合っているんですか?」
あなた「え!?そんなことあるわけないよ〜!w」
そらる「もしかしたらあるかもしれないけどねw」
まふまふ「そうなんですか?じゃあ僕にもチャンスはあるんですね!」
あなた「え、チャンス?」
何言ってるのこの子。
可愛いけどめっちゃ不思議ちゃんキャラw
↑馬鹿にはしてない。
そらる「あなた、ちょっと入部祝いとしてジュース買ってきてくれ、お金ちゃんと渡すから」
あなた「え?あ、はい!」
なんでこのタイミングw
まふまふ「僕も一緒に行きたいです!」
そらる「いや、まふまふに話あるから残ってくれる?」
まふまふ「はーい(´•ω•`)」
あなた「じゃあ行ってきます!」
そらる「うん」
ガチャ(あなたは出ていった。)
そらるside
さっきあなたにジュースを買いに行かれたのはある理由がある。
それは、
何故まふまふはチャンスがあるとか言ったのかをあなたがいない所で聞きたかったから。
もしかして、まふまふはあなたに気があるのか……?
もし気があるなら、ライバルになってしまう…………
俺もあなたが好きだから。
まふまふ「で、話ってなんですか?」
そらる「話なんだが………」
主「次に続く。」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。