小｢どうせ信じないだろうけど、あれから誰とも寝てないから、そんな選択肢ないよ｣




清｢…っ｣



そんな訳ないやろ、と言えなかった


俺が憎いくせに
虐めて楽しんでるくせに

俺を逃がさないために誰とも寝てない、なんて平気で嘘をつくんや


そう思ったのに

下半身はその言葉に喜び反応していたから




小｢早くして、萎える｣

憎たらしい
こたも、反応してしまう俺自身も



清｢汚れるから脱いで｣

こたは躊躇なく全裸になった


初めて見る裸体
少なからず興奮してしまう


清｢…このままやったら、またお前の体に掛かるけど｣


小｢別にいいからっ｣

こたの腕が伸び、俺を捕らえて押し倒される

欲しくて堪らないという表情



キスしたくないと言った言葉はあっけなく覆され、激しく求めた



小｢あぁ…ん！…ﾊｧﾊｧ…あっ…んっ！｣

こたの腰が我慢出来ないとすぐに跳ねてくる


小｢ああっ！…あぁ…気持ちい、っ…あぁ！｣

淫らに腰を振り、固くなったモノを何度も擦りつけてくる


小｢はぁ…ん！…ねぇっ…触っ…てっ！｣



清｢…ダメ｣

キスだけなんやから



清｢っ！…ん…あかんて！｣

こたの手が俺のモノを掴んで扱き出す


快楽に負けそうになるが、こたの腕を掴んで離し、無理矢理ベッドに両手を押しつける

潤んだ瞳が泣きそうになっている


小｢もういいっ、自分でするから手離してっ｣

何とか腕を解こうと動くこたを、さらに力を入れて押しつける






清｢ほんまに誰ともセックスしてへんの？｣



こんな事
聞くつもりなかったのに









小｢見て分かるでしょっ！もう無理っ、本当に手離して！｣



俺は片手でこたの両手を押さえ
自由にさせなかった


そして自由になった俺の右手は



小｢あ！…あぁっ！はぁん！…あっ…あぁん！ ｣


こたのモノを扱くと、快感で腰が跳ね上がり一段と高い声が響く

俺の動きに合わせて、こたの腰も動き続きる


小｢あぁっ！も、ダメっ！…あぁん！…イクっ！｣


あっという間に俺の手の中で果てた



手を使ってしまった、という思いと
希望通りにしてやった、という満足感



いつも、いつも
こたといると俺の思いは両極端に2つあって



ﾊｧﾊｧと荒い息遣いでぐったりしているこたを見ていたら…





小｢え？まだイってないじゃん｣

背中から声がするけど、構わず服を拾いあげる


小｢ちょ、待ってよ！｣

慌てて起き上がったこたが、俺の腕を掴んで振り向かせる



清｢こたを満足させたらええんやろ、終わり｣




小｢そ、そんなわけっ…満足させずに帰らせた事なんてないから！｣




驚いた顔をしていたのに、怒りなのか戸惑いなのか、今は歪んでいる


清｢別に、俺らはそういう関係じゃないから｣




突然こたが俺の体を撫でる


べっとりとした感覚に驚いていると、押し倒される



清｢な、何でつけんの｣

こたが出した精子をなすりつけられた



小｢僕、まだ満足してないから。満足させたと思ってるんですか｣


清｢あー…1回じゃ足りんかったって事ね｣


俺はこたのモノを再び掴むが、上にいるこたに制止される




小｢先輩が僕でイッたら満足します｣




がっちりと背中に手を回され、ぴったり密着してキスを交わす

まだイッてなかったから俺の下半身はすぐに最大になった


ゆっくりと横に倒され、お互い横向きになると、こたの手が下に伸びて掴まれる



どうしようか一瞬迷ったが、こたのモノを扱いた


体についた精子を潤滑油にして、男が喜ぶ場所を攻める



清｢あぁ…ん！っ…はぁ！んっ｣

小｢はぁん！…あっ！…あぁ！｣

こたの唇から先程より落ち着いた喘ぎ声が聞こえる



清｢はぁっ…んんっ！も、イクっ！あぁっ！｣


俺が果てて、まもなくこたも2度目の絶頂を迎えた






小｢ん、満足したよ｣




擦り付けられた精子を拭き取る


清｢何でつけたん？｣




小｢…すぐにでも服着て帰りそうだったから｣