立ち上がりゴムを捨てる

いつもならベッドに戻るけど、隣に居たって悲しくなるだけだ

ベッド下にズルズルと座り込み、服をかき集める

小｢こっち来て｣

ぶっきらぼうな声

それなのに少し喜んでいる自分がいる



小｢早く｣

服を持ったまま固まっていた俺は、その言葉でやっとベッドに上がる


小｢上から見下ろさないでよ｣

やっぱり何でもかんでも文句を言いたいらしい


寝転がるとすぐに喋り出す

小｢きよはるってセックスのことになるとすぐ怒るんだね、言えなかったんだからしょうがないじゃん｣

清｢…怒ったんやないって、虚しいだけ｣

小｢だから謝ってるじゃん｣

…これが謝罪？



小｢言わせようとする癖に本気出してくるから…呼ぼうと思った時には余裕なくてイッちゃったじゃん｣


清｢…｣


小｢ねぇ聞いてる？イライラさせないでよ｣


清｢聞いてる…何か恥ず…｣

あ…

清｢なぁ、薬飲んだ？｣

小｢まだ｣

清｢飲めよ、そんなイライラされても困るわ｣



起き上がったこたに下着を渡すと

バサッ

清｢…顔に投げんなよ｣

怪獣やな…



こたは裸のまま薬を飲んでベッドに腰掛ける

小｢寒いんだけど｣

清｢服渡したやん…｣

小｢ばかなの？きよはるが出来ないんだったら他の人｣


清｢黙れって！そんな事したら二度とここに来やんで｣

ホントにうるさい
ベッドに押し倒してからハンガーに掛かってるこたの制服のネクタイを取り、手首を縛る

殴られたら痛そうだから、腕を上げてベッドに固定する


まだ少ない脇の毛が全開に見える

清｢いい眺めやな｣

小｢へんた…んんっ！｣

うるさい口を塞ぐ
舌を入れると今度は素直に絡みついてくる

小｢んっ…あっ…｣

乳首に触れるが、思い直して周囲をゆっくり指で撫でる

小｢は、やくっ…触って｣

清｢気持ち良すぎると名前呼んでもらえんから｣

1度だけそっと乳首を押してこねる

小｢あっ…はぁん！｣

手が使えない分、身をよじって震える

小｢きよはるっ…もっと｣

触れるか触れないかの距離で指の腹で撫でると

小｢あ、あぁ！…ん、いやぁ、もっと｣

触れてもらおうと、こたの体が突き出してくる
下半身は触れてないのにこたのモノはもう元気に上を向いている


清｢エロい身体やな｣

舌でペロリと乳首を舐める

小｢あん！…何でっ、もっとしてよ…｣

清｢さっきの根に持ってんで｣

ピンと乳首を弾く

小｢あぁっ！…分かってる、分かってるからっ！｣


ローションを垂らして両方の乳首をゆっくり撫でる

小｢あぁっ！…あっ！気持ちいぃ…きよはるっ、止めないでぇ｣

可愛いおねだりにすぐ止めていた指をそのまま動かしてやる

小｢はぁ…あっ！…あぁっ！はぁん！｣

指できゅっと摘んだ乳首を吸ってやると一層甲高い声で啼く


小｢はぁっ…きよはるっ下も触って、も、ヤバい｣

清｢ほんまや、ダラダラ蜜が出とって吸いつきたいけど…まだダメ｣

舌と手で乳首を攻めたてる

小｢あぁぁ！…あっ！あっ！きよはるっ、だめぇ！｣

腰がビクンビクンと跳ねて、熱い液が俺の体にも注がれる



清｢マジで乳首だけでイッたやん｣

ハァハァと荒い息遣いのこたにキスをする

小｢もう外してよ…｣

清｢俺のこんなんなってるのに、終わりにするん？｣

小｢そうじゃなくて、手は外して｣


清｢無理、こたをめちゃめちゃにしたい気分…俺のもんにしたい｣

熱く硬いモノをこたの中に挿れる

体力の続く限り射精してやろうと暴れる


縛られたこたは視覚的にも俺の興奮を煽り

小｢あっ！…あぁっ！…きよはる、ぎゅーしたいっ｣

そう甘えられてもネクタイを外さなかった

悶えるこたに興奮して、もうだめ、と涙目になるこたを無視して射精した


最後は中イキしたまま失神してしまう


ネクタイを外してやり、横に倒れ込む

息が整うと、起き上がって汚れたこたの体を拭いてやる

清｢…はぁぁ｣

つい大きなため息をついてしまう



小｢…何それ｣

振り向くとこたがとろんとした目をしている

清｢あ、気づいた？…ごめんな｣

自由になった手を差し出すこたは
薬の効果か、セックス後だからか、いつもの甘えた様子と変わらなかった

そっと抱きしめると、背中にこたの手が回る


小｢盛大なため息…僕に呆れたの？｣

清｢あほか…無理矢理っぽかったからごめんて事｣

清｢どうしたらええか分からん…今は優しくせなあかんと思ってたけど、結局こんなんやし｣

清｢やけど、ほんまにこたの事心配してるで？それだけは分かって欲しい｣



小｢分かってるって…思ってない事も言っちゃうだけ、イライラが止められないの｣


清｢セックスで押さえつけようとしたから…俺も大概ヤバいな｣


小｢それでいいから、離れないで…｣