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第5話

歓迎会の夜
35
2020/06/06 15:52
買い物を終えた帰り道
さとみくんは無言で車道側の私と位置を交換してくれたり、
荷物を全部持ってくれた
そんなさとみくんの行動にいちいちドキドキしてしまう
そんなことを考えながら歩いていたらいつの間にか家に着いてしまっていた
私
(もう着いちゃった。
さとみくん
さとみくん
もっと2人でいたかった?
私
え、?
さとみくんはまるで私の心を読んだかのように問いかけてきた
私
エスパーですか!?
さとみくん
さとみくん
心の声ダダ漏れ笑
さとみくん
さとみくん
可愛い
私
(可愛い、、、
はぁ、もう、好きだ。
・・・
ガチャッ
さとみくん
さとみくん
ただいまー
私
ただいま戻りました〜
ななもり。
ななもり。
2人ともお帰り〜
ころん
ころん
お腹空いたぁー、さとみくんはやく作って〜
さとみくん
さとみくん
わかったよ。あなた手伝って?
私
はい!
・・・
私
できました!
ななもり。
ななもり。
みんな座って〜
莉犬くん
莉犬くん
みなさんご一緒に?
みんな
いただきます!!
・・・
私
はぁ〜おなかいっぱい
ころん
ころん
ゲームしよ!
ジェルくん
ジェルくん
ええよ〜
るぅとくん
るぅとくん
あなたさんもやりませんか?
私
やります!
ご飯を食べ終わってゲームをしていると、、
ピカッ
ゴロゴロゴロー
私
きゃ!
外で雷が鳴りはじめた
実は私は雷が大の苦手なのだ、、
パッ
みんな
っ!?
停電してしまった
私、くらい所も嫌いなのにー!!
ころん
ころん
僕懐中電灯取ってくる!
るぅとくん
るぅとくん
僕も行きます!
2人が懐中電灯を取りに行った。
真っ暗で周りが見えない
私
(怖い。
すると後ろから何かが被さってきた
私
っ!!
びっくりして声が出ない、
私
(誰、?
さとみくん
さとみくん
静かに。
バックハグをされた状態で耳元でさとみくんが囁く
私
さ、さとみくん、、?
さとみくん
さとみくん
雷、怖いの?
私
いえ、全然怖くないですよ
ピカッ
ゴロゴロゴロー
私
きゃっ、
さとみくん
さとみくん
ほら、やっぱ怖いんじゃん
私
怖くないです
さとみくん
さとみくん
大丈夫、俺が怖さなんて忘れさせるよ
私
え?
そういうとさとみくんは優しく私の首筋にキスをしてきた
私
んっ、
さとみくん
さとみくん
声、出てる
慌てて口を抑える
すると今度は強く首筋に、、
私
痛っ!
さとみくん
さとみくん
っ、
さとみくん
さとみくん
キスマーク、付けちゃった
私
へ?
私
(キスマーク!?
徐々に意味を理解し、全身が熱くなる
ころん
ころん
持ってきたよー
パチッ
丁度よく電気がついた
ころん
ころん
えぇ?せっかく持ってきたのにい
ななもり。
ななもり。
もうこんな時間だし今日は寝ようか
ジェルくん
ジェルくん
せやな
私がさとみくんの方を見ると平然とした顔で座っている
私
(あ、遊ばれた?
ジェルくん
ジェルくん
あれ?あなたちゃん、首どうしたん?
私は咄嗟に首を隠して誤魔化した
私
蚊がいたんです!
さとみくん
さとみくん
随分でっかい蚊がいたんだ?
絶対からかってる。
・・・
みんなが部屋に戻った後
私はマークを確認しに洗面台へ行った
私
くっきり残ってる、、
私
私が求めてたのは、こんな恋じゃないのに!
もっと漫画みたいな、、、
まさかさとみくんが、S だとは
私
知らなかった、。
この恋、どうなっちゃうの?

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