私は今、社長の部屋の前にいる
緊張しすぎて部屋に入れないのだ
だって、あの社長と寝るんだよ!?
みんなも緊張するでしょ!?
でも、もう行くしかない!
そう思いドアを開けようとすると、私が開けるよりも先にドアが引かれた
急にドアを開けられたので、バランスを崩してしまって、社長の方に倒れてしまった
しかも、あろうことか、私が社長を押し倒してるではないか!
最悪だ
あー!
恥ずかしすぎる
ほんとに、もう穴があったら入りたいよ…>_<…
この部屋にあるベッドは、キングサイズのベットがひとつあるだけだ
そう言って、社長が指さしたのは、やっぱりキングサイズのベッド
やばい、
社長のこと怒らせちゃったかな
でも、寝相が悪いのは本当のことだし…
(ちなみに、私朝起きたら体180度回転してたことあります(≧∇≦))
よし、ここは素直に謝ろう
そう言って、私はそっと布団に入る
そう言って、私は目を閉じた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!