風磨side
樹ん家入ったら急に飛びついてきて
さすがに何かあったのかと心配になった…
だって、俺の好きな人だから…そりゃ心配するよね…
樹がこっち向かないなんて分かってる
だからせめて、樹の親友として、そばにいさせて?
風磨「樹?靴脱げないからちょっとごめんね」
そう言うと少し悲しそうな顔をして離れる
ごめん…
靴を脱ぐとすぐにくっついて来る
だから、樹の軽い体をおぶって中に入った
風磨「お前、ほんと軽いよな」
風磨「ちゃんと食べてる?」
コクッ
風磨「ならいいや」
ソファに着いたので樹を下ろして
樹の横に座る
するとコテンと、肩に頭をのせてくる
風磨「今日樹甘えたなの?」
風磨「なんかあった?」
樹「ううん、ちょっと甘えさせて…」
なんにもなかったならいいけど…
風磨「いいよ」
すると樹は肩に頭をのせたまま寝ちゃって
落ちそうになったから膝枕をしてあげた
いつもは俺の膝にマリが来る、まぁ今はでかくなっちゃって減っちゃったんだけど…
だから、今樹がいるんだ、好きな人がいるんだって思うと幸せで
髪を撫でてあげると少しピクッとして
それだけでも可愛くて、
俺のものになって欲しいなんて思っちゃう
そんな事を考えてたら樹が起きて「あぁごめん」って言って起き上がる
急になくなった樹の温もりが少し恋しくなる…
樹「そうだ、風磨呑もうとしてたんだろ?」
樹「多分冷蔵庫の中あるから呑む?」
風磨「あ、まじ?呑む」
樹「じゃぁ持ってくるわ」
人って呑んだら正直になるって言うしな
どうしよ//これで告白とかされたら///キャー((
まぁそんな事一生ないと思うんだけどw
まぁこれで樹が甘々な意味わかったらいいかな
『カンパーイ』
こいつ何本か多めに出てきたけど
それ全部呑む勢いで飲み始める
風磨「お前そんな飛ばして大丈夫?」
樹「いいのッ」
もう顔がトロンとしてて可愛くて、
襲いたくなっちゃう…
風磨「お前もう酔ってんじゃんw」
樹「ふうまぁ?」
樹「ふうまはさぁ おれのことすきぃ?」
は?え?は?
風磨「なんだよ急にwどうしたのw」
樹「おれねぇ…めんばーにうまくあまえらりぇなくてねッ」
樹「おれぇだってよんなんだからぁ、甘えたいときはあってッ…グズッ」
樹「おれふうまにしかちゃんとあまえられないの…グズッ」
樹「ふうまは、おれぇのことすきぃ?…グズッ」
樹「すきじゃぁなかったらぁもうやめるッ…グズッ」
あ、あのぉー好きってどっちの意味でしょうか、
まぁどっちにしろ樹のことは大好きだし、
風磨「大好きだよ?」
そう言うと樹はパァァと明るい表情をして、俺の膝に乗ってくる
樹「ふうまぁちゅーしてぇ?」
え?!まじっ?!そっちの意味の?
風磨「ちょっ、ちょっと待って?」
樹「やっぱぁやぁ?グズッ」
風磨「ううん違うの」
風磨「ちゃんと俺から告白させて?」
風磨「樹ッ、俺さずっとJrの時から樹が好きだったッ//」
風磨「樹ッ俺と付き合ってくださいッ、」
樹「ん、おれもふうまだいすきぃ!」
樹「よろしくおねがいしますッ!グズッ」
風磨「ちょっ!なんで泣いてんのw」
樹「だってぇだってぇおれのかたおもいだとおもってたからぁグズッ」
そう言って抱きついて恥ずかしいのか顔を見せてくれない
だから、
風磨「樹?こっち向いて?」
樹「んぅ…」
風磨「チュゥッ…、チュクッ、ッ… レロッ」
さっき待てしちゃった分だから、普通のキスじゃない方がいいでしょ?
ご褒美として、キス魔の樹が待てたんだから
口を離すと樹はもう力が抜けててさっきよりも顔がトロンとしてる
その顔を見て俺のものが大きくなったのがわかった
俺の膝に乗っている樹はそれに気づいたのか下を見て顔を真っ赤に染めた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!