翌日
変わらず、こんな感じの毎日を過ごしていた
ただ、いつも思うことがある
体育の時間、ボムギュちゃんがいない
先生に聞いても、いつも曖昧にされてしまう
毎回の体育の授業、何してるんだろ………
カトク
すると少し時間が経ってから返信が来た
ボムギュちゃんに聞いてみるか…
放課後
いつもの雰囲気は無く、真剣な眼差しで私を見つめるボムギュちゃんを見て
大事な話なんだと分かった
教室で待ってると、どんどんみんな帰っていって
2人きりになった時には教室がオレンジ色で染まるぐらいの時間帯になっていた
最初に口を開いたのはボムギュちゃん
心配だからと言って、家まで送ってくれたあの日
聞いたことも無い低い声で、告げられた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。