いらっしゃいませ〜
人が入ってくるごとにそう言う
朝の6:30
「あなたちゃん上がっていいよ」
そう店長に言われ私は
って言ってロッカーに行き制服に着替える
クラッ
久々の目眩
睡眠不足からだろうか …
パチンと頬っぺたを叩いて立ち直す
学校に行く前に家に寄る
______
家のドアに鍵をさした時
違和感がありドアノブに手をかけ回すと
鍵を使っていないのにドアが開いた
シーン
返事は全く返ってこない
私が仕事に出てる時に
家をあけることなんてなかったお母さん
何故か嫌な予感がした
私は急いでグクに電話をかけた
寝起きの声
一気に真剣な声に変わったグク
電話越しのグクの声も聞こえないくらい
私の心臓は早く動いていて
どこにいるのママ
昔もそう探した
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。