まさかの赤司先生がいて
あなたパニック
: 赤司said
自宅で読書をしていたら
緑間から電話がかかってきた
その内容は、虹村さんの大学卒業祝いに
居酒屋で飲んでいるんだとか
“ あの日 “ 以来、虹村さんとは会っていない
緑間から送られてきた住所まで行くと
ありがたいことに、緑間が外にいた
緑間に連れられ個室に入ると、
緑間の彼女、絵名とあなたらしき人物の
後ろ姿を見つけた
あなたは俺の存在に気づいていない
目の前の2人を見てボソボソ言っている
と思ったらお酒を飲み干した
面白くなって、ちょっとからかってみると
頬を赤くしたあなたと目が合った
成人してあなたは大人っぽくなっていて
お酒のせいだと思うが
…その色気が増している
俺はしばらく、あなたから目を逸らすことができなかった
: 虹村said
赤司先生が来てから、私のお酒を飲むスピードは
どんどん上がっていった
そのせいか、すぐ酔った
私は居酒屋で潰れた後の記憶はない
ただ、頭痛と共に目を覚ますと、
窓から刺す光が見えた
大好きな人の顔が目の前にあるという
条件付きで…
▶︎▶︎▶︎ e n d
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!