高校卒業と同時に、
大好きだった赤司先生に振られ
数年が経った
それで今日は、大学の卒業式
無事に終わり、私はある人のところまで走って行った
…その人物は
高校卒業後、進学ではなく
郵便局に就職した絵名
…と絵名の彼氏さんである
高校時代の化学の先生、
“ 緑間真太郎 “ 先生がいた
高校を卒業した日、
私は赤司先生のところに行ったんだけど、
絵名はカフェじゃなくて
緑間先生のところに行ったんだって
絵名、緑間先生のこと好きだったみたい…!
今日はいっぱい飲むぞ!
と言うことで、私と絵名のお気に入り
個室のある居酒屋にやってきました!
緑間先生は電話してから来るそうだから、
先に絵名と席についてます!
と、絵名と飲んでいると
襖が開いた
私は襖を背にして座っていたから
絵名が最初に気づいた
手に持っていたグラスの中身を
一気に飲み干した
くそリア充め…
は、?
今どこから声聞こえた?
赤司先生の声が聞こえたよね?
あー好きすぎて幻聴が聞こえるようになっちゃった
あと飲み過ぎもあるか
あー先生の口癖…
久しぶりに聴いた
耳が潤う
…そしたら突然
パシ ッ
頭を叩かれました
目の前の2人に従って私の隣を見ると
さっきまでいなかったはずの席に
“ 赤司先生 “ がいたl
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。