。 がついてるとりくえすとです!
ありがとうございます!!
prrrrrrr
「やばっ、」
カバンの中で微かになるcall音に気づき
今の時間に気づいた。
23:47
門限は21時。
会社の人達と飲みにきて楽しくなって
時間なんて忘れてた。
門限過ぎちゃってるし、帰らなきゃ。
いや、でも、もう少し楽しいままでいたい。
そんな軽い気持ちで
何も見なかったことにするため電源を落とす
居酒屋の時計を見ると
1:30
さすがにいすぎたかなあ、と思い帰ることにする
「もうそろそろ帰りますね〜!ありがとうございました!」
そう言って楽しい気分のまま
マンションのエントランスに着いた。
「あ、みっくん、!」
お酒も入っていたため、記憶がなかった。
そう、忘れていた。
門限。永遠とかかってくる電話。そして、 彼氏。
m 「今何時だと思ってんの」
ドスの効いた低い声で言う彼は
大人気YouTuberグループ、
アバンティーズの一員の ツリメ
ではなく
束縛彼氏の ミツ だった。
「2時です、ごめんなさい。」
m 「分かってんじゃん、部屋帰ろ」
そう言って手を取られ部屋に帰る
ドアを開けるとすぐさまハグされた。
「ほんとごめんね、」
m 「ねえ、なんで男がいるとこ寄って帰ってくんの」
「会社の人達と飲んでただけだよ、」
m 「何かあったらどーするの?俺のあなたに。」
少し甘えた声でそう言われ
私はまた彼の沼にハマった。
m 「ね、好きだよ」
「ん?」
m 「あなたはこの部屋から出ないでね」
そう言って彼の部屋へ。
ベットにもたれながら床に座ると
彼から甘い口付けが。
「ん、どしたの、ほんと。」
m 「俺、あなたのこと愛してるよ」
「私もだよ?」
そう言うと右手首の方でカチャと音が鳴る
「なに、これ、」
ベットの柵と私の右手首が手錠で繋がっていた。
m 「今日、どこ触られたの?」
「ここ、とか」
確かに足とお腹を触られた
m 「じゃ、上書きするね」
ドスッ
「ウッ」
思いっきり殴られる
蹴られ、殴なれ、本でも叩かれ
もう無理、そう思った時
殴ったみっくんの手が
私のみぞおちに入った。
そこで、記憶が途切れた。
起きるとみっくんが私の横にいた。
「み、っくん、?」
m 「ごめんね、あなた、、大丈夫?」
「やりすぎちゃった、、」
優しい声でそう言うから
「大丈夫だよ、謝んないで」
そう言ってしまった。
暴力を振るった後の優しく甘くなる彼。
また、沼にハマっていった。
m 「ね、あなた、一生愛してあげるね」
優しいキスをする彼に惹かれた。
イケナイ約束だと分かってた。
でも、君から抜け出せないみたいで
「うん」
そう返事をしてしまう。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。