第14話

sora
694
2019/07/08 13:34










「しつれーしまぁす。」








甘ったるい声で私達5人がいる会議室に入ってきたのは










関根りさ、さん。










正直苦手なんだよね、






喋ってみたらいい人なんだろうけど



ぶりっ子かましてる所が、なんか、ねえ、?笑










ソラ「あなた、撮影始めるから後でカメアシお願い」








『ほい』






そう交わすと、関根さんが凄い見てきて








セキネ「あなたちゃんっていうんだねぇ!」


「よろしくね」







そう出された右手。



この“よろしくね”にはどんな意味があるのかな





なんて考えながら、握手をする

















セキネ「はぁぁ、、」






撮影が終わった後、おもむろに吐き出された息。









〔どうかしたんですか?〕





なんて、私に聞いて欲しいわけじゃないと



女の勘で分かってるから聞き流す










リクヲ「どうかしました??」









セキネ「今度さあ、みんなでご飯食べに行こうよ!」









その“みんな”はどの“みんな”なのだろうか。






そこに私は含まれてるのかな、











『ないか、、』











ソラ「あなた?なんか言った?」









『え?なんもー』









ソラ「あ、そだ、今日アバハウス泊まろ~!」









『お~け。』









セキネ「あなたちゃんって、ただのバディさんじゃない?」









エイジ「あなたがバディ?ww」









ツリメ「あなたはバディじゃないですよ!笑」









ソラ「俺の彼女です!」






その言葉で少しキュンとした。





セキネ「そぉ~なんだあ」








明らか声が変わった









セキネ「残念だなぁ」





男どもは何が残念なのか分かってないんだろうな


























この日から2週間後








Twitter がすごく荒れていた





昨日、そらは撮影だったらしく

今日も撮影だからアバハウス泊まる!とLINEが来てたから




もう少し寝ようかなと思ってたところ





YouTuberさん達からのLINEが凄くて起きてしまった







とりあえず1番上に出てたのが

みっくんからの



Twitterみて!!!!!あなた!!!!




だったからTwitter見ようとしたら



インターホンが鳴った








「朝から騒がしいなあ」




「はーい、て!あやなん?!」




))アヤナン 「あなた、今起きた?」





「そうだよ、どうしたの?」






))アヤナン 「よかった、上行くまでスマホ開かないで!!お願い!」







「え?まあ、わかったよ、まってるね」






何をそんなに焦ってるんだろう







そんな事考えてたらドア前のインターホンが鳴る








「あやなん早かったね」

「ぽんしゅ!久しぶり〜」






アヤナン 「あなた、落ち着いて、一緒にTwitter見よう」








「え?あ、うん」










そう言ってTwitterを開き

トレンドを見る







           関根りさ


           そらちぃ








その文字。

嫌な勘が騒ぐ






あやなんはポンスを抱えながら

関根りさ という文字を押す









「関根りさ、そらちぃ 路チュー…」







そう口には出したけど

頭は追いつかない














あやなんは本人達に聞いてみなくちゃわからない




そう言ってくれた。

体験談だよ。と付け足して。




確かにちゃんと聞かなきゃいけない









だけど




少し経った今、思いのほかショックで


へきトラのジンくんからの


「ごめん、意味わからんの言っちゃった」




というLINE画面がぼやけて行くのが分かった










ただひたすらにくるLINE、Twitter、Instagramの通知を消して




ただひたすらにあやなんの腕の中で泣いた









ポンスまでもが悲しい顔をしてて






ごめんね





そう呟いてもう一度泣いた











プリ小説オーディオドラマ