怒って帰ってきてしまった
はぁ、俺マジで情けないな、
諦めるんちゃうんかったん?
なに、はっすんに怒ってんねん俺
みっともないやろ…
そんな時後ろから声がした
?「大ちゃん…こんなところで何しとるん?」
「四葉…」
大空四葉
俺の幼馴染
大空「1人なん?」
「あー、うん」
大空「いつもいる2人は?」
「…」
俺が黙ると察してくれたかのように
別の話題に切り替わる
大空「そういえばさ!」
「ん?」
大空「今度ピアノのコンクールがあるんよ」
「へぇ」
大空「良かったら来てよ!」
そう言ってチケットを渡された
「3人ぶん、?」
大空「何があったか知らんけど、喧嘩は良くないで」
「知っとるわ」
大空「ならええんやけど」
そう言って無邪気な笑顔で笑う
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。