雪虎お坊ちゃま!!雪羽お嬢様!!
誰かの声が聞こえた気がした
声の方を見てみると___
お坊ちゃま、お嬢様!!
藤山?
藤·····山·····
お嬢様!!
藤山は雪羽の元へ駆け寄った
これはひどい。
そう言うと藤山は雪羽をおぶった
早く本家へ戻って治療をしましょう
だが、ここを引くと___
心配無用ですお坊ちゃま。あそこを見てください
藤山が指をさしている方をみるとそこには___
カッカッカッ!!雪虎に雪羽ようやった!!後はワシら夜兎組の傘下、羅先組に任せい!!
徹郎様
雪羽の容体を見る限り命に関わるかもしれぬ。はよ戻れ
ありがとうございます
雪虎は一礼し、走っていった
徹郎様
ここは雪虎と雪羽が守ってくれた。無駄にはできん
おめェら、祭りだァァァ!!
オォォォォォ!!
その状況を見ていた羽衣は___
白うさぎを逃がしたか·····
まぁ良い。どうせ女の方は助かったとしても今後、マフィアとして生きていけんだろう
あとは組を潰すのみ·····
フフフ…アハハハハ!!
羽衣は笑っていた
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。