その頃、雪羽は兵庫県のとある山の前に機関銃を両手に持って立っていた
乗ってきたバイクは茂みの中に隠し、長い石段を駆け上がっていった
石段を登ると大きな大門があり、扉は閉まっていた
それを機関銃で撃ちまくり無理矢理こじ開けた
中には数人の黒服がいた
そう叫ぶと雪羽は持っている機関銃を黒服達に向けた
声がするほうを向くと屋敷の入口の前で宮侑が立っていたのだ
そういうと雪羽は侑に飛びかかり、右脚を軸に回し蹴りをした
だが、それを腕で止めた
そういうと雪羽の腹を蹴りあげた
雪羽の頬から血が流れていた
侑の右手にはナイフが·····
そういうとナイフを使って雪羽に攻撃してきた
そう考えていると___
シュッ!!
雪羽の首をナイフで切られたのだ
地面には首から垂れた血がジワジワと広がっている
首の傷は幸い浅く致命傷にはなってない
首を切られたのと同時に首につけていたペンダントの紐も切られ地面に落ちていたのだ
そう叫びながら地面に落ちていた拳銃を手にし侑に銃口を向けた
そう思った瞬だった。首筋に微かな痛みを感じた
雪羽は気を失い地面に倒れた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!