ぐったりと地面に倒れている影山。雪羽はこちらを振り向き再び歩き始める
『守れ』と言おうとする前に旭は雪羽に3発の銃弾を体に撃たれた
旭は血を流しながら地面に倒れ込んだ
雪羽は倒れている旭をじっと見つめると菅原のほうを向いた
肌で感じる凄まじい殺気を菅原と大地は感じ取っていた
そう言葉を発した瞬間、雪羽の左拳が菅原の膵臓あたりに触れていた
菅原は倒れ込み胃液を吐き出していた
その様子をじっと見ている雪羽
そう思っていたが雪羽はトドメをささず大地に近づいて行った
その時、澤村は体を動かすことが出来なかった
そして気づくと雪羽は澤村の目の前に立っており、左手にはナイフが
そう呟きながら雪羽は左手を大きく振り下ろした
だが_________
ガキンッ!!と金属と金属がぶつかり合う音がその場に響いたのだ
そして澤村が目を開くと目の前には___
ナイフと刀で雪羽の攻撃を受け止めている2人がいたのだ
木兎は日本刀を一振した。すると雪羽はバク転をして2人との距離をとった
雪羽は片手に持っている銃を捨て、ジャケットの懐からもう1本ナイフを取り出した
木兎がそう呟くと、一瞬にして雪羽は2人に近付いていた
気づくと2人はは血だらけだで、黒尾は遠くに飛ばされていた
木兎の右腕には雪羽が手にしていたナイフが刺さっていた
木兎は右手に持っていた刀を落としその場に膝をついてしまった
そして目の前にはナイフを大きく振り上げている雪羽が·····
そう呟き、雪羽はナイフを振り下げた
黒尾の叫び声と共に、日向が雪羽に体当たりしたのだ
木兎から離れた瞬間、黒尾は木兎にかけよった
雪羽に体当たりをした時、雪羽の手からナイフは離れていた。そして、日向は雪羽のお腹の上に乗り上げていた
体制は逆になり、雪羽が日向の上に乗っている状態になった
日向は拳銃のグリップ部分で雪羽の目についているアイマスクを殴った
すると、バキバキっと音を立てながら左半分が壊れていったのだ
閉じていた目が開きいつもの綺麗で美しい深紅の瞳がみえた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。