第32話

32話 追っ手
9,059
2019/11/18 07:56
買い物が終わった雪羽と谷地は本部に戻る帰りだった
夜兎雪羽
夜兎雪羽
仁花のおかげで思った以上に早く買い物が終わったね。ありがとう
谷地仁花
谷地仁花
ううん、お礼なんていらないよ。それより、いまさっき買った化粧品使ってみて!!肌にとっても良いから!!
夜兎雪羽
夜兎雪羽
そうなんだぁ。私、肌の手入れとかしたことないからよく分からなくって😅
谷地仁花
谷地仁花
えぇ!?手入れとかしないで雪羽はそんなに肌が綺麗なの!?羨ましいよ!!
夜兎雪羽
夜兎雪羽
そうかなぁ?
2人は笑いながら歩いていた






夜兎雪羽
夜兎雪羽
·····
途中から雪羽が妙に背後を気にし始めた
谷地仁花
谷地仁花
どうかした?
そう聞くと


グイッ


雪麗は仁花の腕を掴み走った
谷地仁花
谷地仁花
え!?·····えぇ??
谷地仁花
谷地仁花
ど、どうしたの?
夜兎雪羽
夜兎雪羽
追っ手だよ。青葉の奴らが来てる。
そう聞き、後ろを向いてみると白いスーツを着た男性たちが走って追いかけてきた
谷地仁花
谷地仁花
ヒェッ・・・
ど、どうするの?
夜兎雪羽
夜兎雪羽
奴らの狙いは私
谷地仁花
谷地仁花
雪羽?
夜兎雪羽
夜兎雪羽
そう。だから何があっても必ず仁花のことを逃がすから安心して
谷地仁花
谷地仁花
雪羽はどうするの?
夜兎雪羽
夜兎雪羽
私は___
雪羽は考え込んだあと
夜兎雪羽
夜兎雪羽
きっと大丈夫
そういった
曲がり角を曲がり、路地裏に逃げ込んだ。後ろを見るが青葉の奴らは米粒サイズぐらいにみえる。少し巻けてるらしい
夜兎雪羽
夜兎雪羽
仁花はここの物陰に隠れてて。それで少したったらここから逃げて本部に戻り雪虎にこのことを伝えて
谷地仁花
谷地仁花
わ、わかった
仁花の手は震えていた
それを見た雪羽は
チュッ
額にキスをした
夜兎雪羽
夜兎雪羽
大丈夫。絶対に仁花のほうに青葉の奴らを行かせないから
谷地仁花
谷地仁花
でも、雪羽が·····
夜兎雪羽
夜兎雪羽
私は大丈夫·····
雪羽は笑っていた

そして口パクで


『だって私は___』


『烏野ファミリーの一員だから』


そう言ったような気がした
そして、雪羽は思いっきり路地裏から出ていった。その後を青葉城西の人達が追いかけて言った
仁花は言われたとおり本部に急いで戻った

プリ小説オーディオドラマ