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第7話

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卑巫女…
彼女は、他の誰よりも優れていた。
でも、彼女は自分の事を嫌った。
「私は…化け物だから…。」
彼女の口癖だった。
彼女はそう言う時、いつも貼り付けたような作り笑いをする…。
彼女の過去に何があったかは知らない。
聞かない方が彼女の為だと…そう思ったから。
でも、強い力を持って生まれてきてしまった分。彼女は悲惨な運命にあり、

誰よりも自分を嫌い。
誰よりも他人を思いやり。
誰よりも不幸な人だった。
彼女を神のように信仰する人は多くいたが、誰も自分自身が彼女を傷つけているとは知らない。
彼女は、
「人でありたい。」
いつも言っていた。
それは、彼女が、自分を化け物だと思っているから言える事…
たとえ、“神”と言われても、彼女には“人ではない存在。”そう言われているのと同じ…“化け物”と言われているのと同じ事なのだ。


彼女は、自分の事になんて目を向けなかった。
向けるのが怖かった。
自分が化け物になってしまう気がして…
自分自身が分からなくなってしまう気がして…


自分が怖くて…


だから、彼女は恋を知らない。






そんな彼女に「叶わない恋」をしてしまった。
だから僕は、こうして生まれ変わって「叶わない恋」に振り回されながら…

























満たされない日々を送っているのだ。